中国外交部、米駐中大使の否定的発言に反論

中国外交部、米駐中大使の否定的発言に反論

18日、記者会見に臨む中国外交部の林剣報道官。(北京=新華社配信)

 【新華社北京3月18日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は18日の記者会見で、米国のバーンズ駐中国大使が中国に対する否定的な発言を繰り返していることについて、次のように述べた。

 バーンズ氏の関連の態度表明は中米首脳のサンフランシスコ会談で得られた重要な共通認識から逸脱し、会談の精神に背いている。2国間関係の健全で安定した発展に寄与せず、中米両国が付き合う上での正しい道にも合致しない。

 中国は「中米関係は互いの勝ち負けや盛衰を決めるゼロサムゲームではない」と一貫して考えてきた。中国は中米関係を競争と定義することに反対し、中国を中傷・攻撃することに反対し、米国が人権や価値観を口実に中国の内政に干渉することに反対し、米国が競争を旗印に中国の正当な発展の権利を制限することに反対する。

 中国は常に、習近平(しゅう・きんぺい)主席が提起した相互尊重、平和共存、協力ウィンウィンの原則に基づき中米関係を処理し、発展させてきた。米国が中国と歩み寄り、両国首脳のサンフランシスコ会談で得られた重要な共通認識とビジョンを確実に実行に移し、中米関係の安定と健全、持続可能な発展を推進することを希望する。

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