【インドネシア】東急不、首都の分譲物件を外国人に販売開始[建設]

東急不動産インドネシアが開発を進めるコンドミニアム「BRANZ(ブランズ)メガクニンガン」の外観イメージ図(同社提供)

東急不動産インドネシアは、首都ジャカルタ中心部で進める大規模複合開発案件「メガクニンガン・プロジェクト」のうち、コンドミニアム(分譲マンション)の外国人への販売を、このほど開始したと明らかにした。同社の担当者によれば、日系デベロッパーが外国人向けに物件を販売するのは初めて。

外国人に販売するのは、44階建てのコンドミニアム「BRANZ(ブランズ)メガクニンガン」。全482戸で、価格は部屋のタイプに応じて35億~71億ルピア(約3,328万~6,752万円)。

東急不動産インドネシアによれば、外国人個人の購入条件は、パスポートを提示するだけで済むという。

コンドミニアムは今年12月の引き渡しを計画している。

外国人による不動産物件の所有を巡っては、農地・都市計画相が2022年に発出した規定で、集合住宅と一戸建て住宅に区分し、地域別に分譲価格の下限を設定している。ジャカルタ特別州にある物件の場合は、集合住宅で30億ルピア以上、一戸建て住宅で50億ルピア以上となっている。

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