マドンナからコンサート中煽られた車いすの観客、「マドンナに悪気はなかった」と擁護

マドンナ(65)からコンサート中に立ち上がるよう煽られた車いすの観客が、マドンナを擁護している。1999年の自動車事故で対まひが残ったヴァネッサ・ゴーマンさんは、今月初めにロサンゼルスのキア・フォーラムで開催されたマドンナのコンサートに参加、公演中にマドンナから「そこで座っている人、何しているの?何で座り続けているのよ?」と責められていた。

しかしマドンナはすぐに自身の過ちを認め、「わかった。不適切だったわね。ごめんなさい。あなたが来てくれて嬉しいわ」と反応、その模様を捉えた動画がTikTokで拡散され話題となっていたところだ。

今回ゴーマンさんはTMZに「車いすの人の中には立ち上がれる人もいる。彼女は私にまひがあることを全く知らなかった」と話し、コンサート中のやり取りにマドンナからの意図した悪意はなかったと続けた。

一方、マドンナの謝罪に対して、SNSでは否定的な意見が挙がっており、「酷すぎ、チケットを払い戻せ!」「ちゃんと謝っていなかった」「人が座っている理由は山ほどあるし、それは全て認められるべき」といったコメントが寄せられていた。

同ツアーでのトラブルとしては1986年のヒット曲『オープン・ユア・ハート』のパフォーマンス中に、ダンサーの一人が椅子に腰かけたマドンナを運んでいた際につまづき、マドンナも転倒するハプニングが起こっている。

同ツアーは昨年8月、リハーサル中だったマドンナが「深刻な細菌感染症」と診断されニューヨークで病院の集中治療室に搬送されたことで延期されていた。意識不明の状態で発見されたマドンナは少なくとも一晩気管挿管されていたという。

その後、昨年12月のブルックリン公演で復帰を果たしたマドンナは、「私が今ここにいることは奇跡」と話していた。

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