新たに2品種デビューへ エアリーフローラ 4年ぶり、全13種に 

エアリーマロン

 県は、県産フリージア「エアリーフローラ」の新品種として明るい茶色の「エアリーマロン」、淡い紫色の「エアリーダブルパープル」を開発した。22日から出荷される。新品種が市場デビューするのは2020年のエアリーホワイト以来4年ぶりで、全13品種となった。

 エアリーマロンは欧州の品種と掛け合わせ、フラワーアレンジメントで使いやすい茶系の色が特徴。エアリーダブルパープルはボリュームのある八重咲きで、いずれも多くの花店から要請を受けて開発した。

 初競りは22日、金沢市公設花き地方卸売市場、金沢花市場でそれぞれ行われる。生育状況が良ければそれぞれ千本程度の出荷を見込む。26日から1週間程度、金沢駅と小松、能登両空港の出発ロビーで新品種を使用したフラワーアレンジメントも展示される。

 18日の会見で馳浩知事は「希望」の花言葉に触れ「まさに復興の花。卒業シーズンでもあり、復興からの旅立ちに向け、思いを込めて開発した」と語った。

エアリーダブルパープル

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