【春のセンバツ】注目の1年生・佐藤翼投手は「いい意味で鈍感」な強メンタル 学法石川、きょう初戦 福島

18日に開幕した、春のセンバツ高校野球。33年ぶりの甲子園出場となる福島県の学法石川は19日、初戦に挑みます。鍵を握る1年生投手に注目しました。

小宅善叶主将「みんなの思いを背負って、最後まで1球1球泥臭くひたむきにプレーしていきたい応援よろしくお願いします」

3月11日、全校生徒の前でセンバツへの決意を述べた学法石川野球部。その翌日、決戦の地・甲子園に向けて旅立ちました。

注目は1年生投手 秋の東北大会でも好投

今年、33年ぶりに春のセンバツへの出場を決めた学法石川。出場決定からおよそ1か月、練習をのぞくと、選手たちの気合がみなぎっていました。

小宅善叶主将「甲子園までまだ時間があるので、日々レベルアップしていこうという思いでやっている」

強豪ひしめく甲子園で、鍵を握るのが投手陣です。なかでも注目は、1年生(新2年生)の佐藤翼投手。去年、秋の東北大会準決勝では、先発に抜擢。持ち味の負けん気の強いピッチングで強豪・八戸学院光星打線を1点に抑える好投を見せました。

佐藤翼投手「佐々木監督からも言われるが(この冬は)体づくりで、体重が58から60に乗って、60以上いっているので体づくりはできていると思う」

「いい意味で鈍感」強気のピッチング

筋力アップに力を入れ、体作りに取り組んだ佐藤投手。佐々木監督からも「いい意味で鈍感」と評されるほどのメンタルの持ち主です。強気のピッチングでチームを勢いづけます。

佐藤投手「スタンドに多くの客がいると思うので、そこのオーラに負けないくらいのピッチングをしたい」

佐々木監督「1人が頑張ってどうのこうのというチームではないので、みんなで少しずつ力を出し合って、相手の弱点をみんなで突破する野球が必要」

この日、小宅主将は、ある目標を掲げました。

「全てはこれから。全員で協力して乗り越えていこう」。学法石川は、全員野球で甲子園に乗り込みます。

小宅善叶主将「一人ひとり役割を果たして、どんな状況でも笑顔でプレーするのは最低限の目標。自分たちらしく野球をしていきたい」

学法石川の初戦は大会2日目の19日、群馬の健大高崎と戦います。

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