鉄道運輸機構/4月1日付で「鉄道技術センター」新設、技術力さらに強化

鉄道建設・運輸施設整備支援機構は18日、4月1日付で「鉄道技術センター」を設置すると発表した。これまで同機構が担ってきた鉄道建設に関連した技術力をさらに強化するため、本社と3月31日付で廃止となる東京支社の機能を集約。同センターを通じて従来の鉄道建設技術に加え、プロジェクトの川上~川下にもサービスを提供できる体制を敷く。
同センターは本社の設計部や設備部、電気部などに加え、東京支社を再編して設置する。センター長をトップに▽企画▽調査▽設計▽設備▽電気-の各部で構成。職員は約250人を想定する。
同機構が保有する各専門分野(土木、設備、電気)を結集し、鉄道建設技術のさらなる向上を図る。同時に鉄道建設で必要な「調査・計画」「設計・施工」「維持管理」といった関連技術を一元的に担い、時代のニーズに応じた鉄道システムの構築を図る。鉄道技術の提案ができる「鉄道技術のプラットフォーム」を目指す。

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