女児3人にわいせつ行為、76歳の園芸農家に判決 福井地裁「身勝手で悪質な犯行」

 複数の女児にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつの罪に問われた福井県勝山市の園芸農家の男(76)の判決公判が3月18日、福井地裁であった。德井隆一裁判官は懲役2年(求刑懲役3年6月)を言い渡した。

 德井裁判官は判決理由で、被告は自宅敷地内の農園で果物狩りなどの催しを開き、参加した女児にわいせつな行為をしたと指摘。「身勝手で悪質な犯行。被害女児の心身の発達に及ぼす影響は計り知れない」と厳しく非難し「執行猶予を選択できるほど軽い事案ではない」と述べた。

⇒悪質な犯行態様…検察側「口止めもした」

 判決などによると、2022年5~9月、自宅敷地内で県内の女児3人にキスをするなどのわいせつな行為をした。

© 株式会社福井新聞社