大谷翔平 妻・真美子さん“初公開”にあった韓国メディアへの警戒…一部はロッカールーム撮影で出禁に

(写真:アフロ)

「韓国入国の数日前に、キャンプ地で大谷選手とドジャース幹部と代理人との三者で緊急会談を行ったそうです。2月中旬、キャンプ地のロッカールームで、韓国の一部メディアが大谷選手を無断取材し、“出禁”となった事件がありました。球団側はこれを問題視しており、韓国では結婚した大谷選手への取材攻勢が激化する懸念があったのです。最終的に今回、奥さんを紹介すると決めたのは、“夫妻での話し合いの結果”だったと聞いています」(在米ジャーナリスト)

3月15日、ドジャース・大谷翔平選手(29)がインスタグラムのストーリーズを更新し、妻・真美子さん(27)と写った集合写真を公開した。隣には、通訳の水原一平(39)夫妻の姿も。

「大谷選手の投稿は日本時間で午前1時過ぎ。キャンプ地の米アリゾナ州からパドレスとの開幕戦が行われる韓国へ向かう直前でした。その直後、ドジャース公式Xも大谷夫妻のツーショットをアップし、CNNは《大谷選手の妻が元バスケットボール選手の田中真美子さんだとドジャースが認めた》と報じたのです」(スポーツ紙記者)

仁川国際空港に到着した大谷夫妻の周りを、多数の警備員や関係者が囲む厳戒態勢だった。前出のスポーツ紙記者は言う。

「韓国の一部メディアが出禁となったのは、同社スタッフがクラブハウスでくつろぐアンダーシャツ姿の大谷を撮影したからでした。MLBの取材規則では原則としてクラブハウスの中では選手のインタビュー以外の撮影は許されていません。球団広報は厳重注意し、映像の使用禁止と消去を求めるも、同メディアはYouTubeで大谷選手があくびする場面などの一部映像を13秒間使用したのです。

さらに、撮影禁止エリアの映像使用も発覚したため、球団側は『無期限取材活動禁止』を決めました。今年のドジャースの開幕戦は韓国開催だったことから、早くから韓国メディアはキャンプ地に押し寄せ、韓国入国時は大フィーバーとなることが予想されていました。それだけに、結婚を発表するもお相手の正体を公表しなかった大谷選手に対し、韓国メディアがどんな取材をするのか、“チーム大谷”で熟慮の末、いくつかのパターンを想定していたようです」

そのため、冒頭の緊急三者会談が行われたというのだ。前出の在米ジャーナリストは言う。

■「シーズンが始まったら野球に専念したい」

「開幕戦のためにドジャースが手配したチャーター機は数百人が搭乗できる飛行機で、選手も職員も家族連れが多いのです。球団側の説明に対し、大谷選手はまず、真美子さんをチームのみんなに紹介するいい機会だと思ったようです。

また、大谷選手には『シーズンが始まったら野球に専念したい』という思いも強かったといいます。そこで開幕前の“最後の紹介タイミング”と考えたのでしょう。

とはいえ、真美子さんの許可なく実行に移すことはできません。大谷選手は韓国に連れていく意図やリスクを彼女に説明したうえで、意向を確認したところ、同行に賛成したといいます」

本誌は前号で、新妻・A子さんこと真美子さんがバスケ選手として負けず嫌いの努力家の半面、プライベートでは涙もろく、感受性が豊かだという素顔を報じた。彼女の知人はこう語る。

「真美子さんはとても信心深い面もあって、遠征で地方に行ったり、旅行に出かけたりする際は、現地の神社での御朱印集めが趣味だと聞いたことがあります」

昨夏、本誌は大谷がかつてハワイ・オアフ島のパワースポット「バランスロック」を訪れたと伝えた。

「大谷選手は日本ハム時代の’16年にこの地を訪れていますが、翌年、彼の願いはかなえられ、エンゼルス移籍が実現したのです。もともと大谷選手は幼少期から実家に帰省するたびに近くの稲荷神社に参拝していたそうです。

そのためゲン担ぎの逸話は多く、エンゼルス時代は手袋の色を打席によって変えたり、不調時はバットを“生き返らせよう”と心臓マッサージをすることも。コーチからコーヒーをかけてもらって、バットの“眠気覚まし”をするなど、よく願掛けもしていました」(前出・スポーツ紙記者)

大谷は高校在学中に書いた目標達成表の項目に「運」と入れるほど、縁起のよさを重視している。そんな価値観も、真美子さんと一致しているのかもしれない。

■「邪気や不運を退ける力を持つ」

「昨年12月15日、大谷選手がインスタに投稿した一枚の写真が一部で話題になったことがありました。それは、大谷選手が映るテレビの画面を背景に愛犬・デコピンがお座りしている写真です。一見、普通の写真のように見えますが、テレビの横には松ぼっくりが一つ置かれており、“男の独り暮らしらしからぬインテリア”“恋人がいるのでは”と指摘されたのです。すでに真美子さんと婚約していた時期ですから、彼女が選んだアイテムだったのでしょう」(前出・スポーツ紙記者)

実は松ぼっくりには、驚くべきパワーがあるという。都内でヒーリングサロン「クリスタルローズ」を運営するスピリチュアルカウンセラーの小和田千絵さんは言う。

「古代より松ぼっくりは、『開運とスピリチュアルな効果を獲得する』意味で使われています。日本的には『松』は真冬でも葉を茂らせることから『長寿と健康』を表す縁起のよい木。松ぼっくりは、種をたくさん持つことから『子孫繁栄』の象徴です。西洋的には、豊穣と復活、不死のシンボルで、幸運を運んでくるという言い伝えがあり、人生の幸運と美の象徴でもあります。

また、『松』は神が宿る、神が降りる木であるともいわれ、邪気や不運を退ける力を持つ松ぼっくりは、家の玄関や部屋に置くだけで効果が期待できるとされています。西洋では松ぼっくりには妖精キャデルコンが宿っていて邪悪な存在を妖精界に通さない門番の役目をしているともいわれています」

昨年9月、大谷は右肘のケガで2度目の手術を受けたものの、今季のオープン戦初試合ではホームランを放つなど、奇跡的な回復を遂げた。日々のリハビリに加え、この松ぼっくりにも、福を呼ぶ効果があったのかもしれない。

「今回の韓国行きに関しても、夫婦で話し合いを進めるうちに、真美子さんに“私も同行して翔平さんを守らないと”といった意識が生じたのではないでしょうか」(前出・在米ジャーナリスト)

世界のスターと結婚した真美子さんにとって、それが初めての“妻の覚悟”だったのかもしれない。開幕戦勝利、そして世界一に向けて、さっそく大谷はチーム内の結束を深めるべく動いていた――。

「最近、チーム内ではやっている塁上で両手と腰を振る新パフォーマンスは大谷選手の発案です。これは1日に急逝した漫画家・鳥山明さんを悼んで『ドラゴンボールポーズ』と命名されました。今季は投手として活躍できない分、別の面でチームに貢献しようと考えているのかもしれません。

実は真美子さんも、日本代表選手候補時代、『ドラゴンボール』のポーズをチームで取り入れていました」(前出・スポーツ紙記者)

メジャーリーグ評論家の福島良一氏は言う。

「世界で活躍するアスリートにとって『ドラゴンボール』は共通語のようです。欧米や中南米出身の選手にもファンが多くて、『チームに溶け込むのにとても役立った』と大谷選手は言っていました。なんでも日本ハム時代から、大谷選手が打って、一塁ベースを駆け抜けた後に、両手を広げるポーズが『Dr.スランプ』のアラレちゃんに似ているというので、“アラレちゃん走り”と呼ばれて、ファンの間で親しまれていたそうです。大谷選手の活躍は『ドラゴンボール』のように、世界中の子供たちを楽しませてくれるはずです」

16日、大谷は会見で妻を開幕戦に連れてきたことについて、「いい思い出になるんじゃないかと思います」と笑顔で語っていた。“福を招く妻”とともにチームを盛り上げ“天下一”へと駆け上がる!

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