茨城・筑波学院大、現名称で最後 170人卒業 4月から「日本国際学園大」

卒業生代表で学位記を受け取る堀江紅音さん=つくば市吾妻

4月に「日本国際学園大」と名称変更する筑波学院大(茨城県つくば市吾妻)で18日、現名称で最後となる卒業式が開かれ、卒業生170人が学びやを後にした。

式辞で望月義人学長は、新型コロナウイルス拡大の影響で4年前の入学式が取りやめとなり、半年遅れで入学しオンライン授業などに臨んだ卒業生の苦労を振り返った。その上で「失うことばかりではなく、普段は気付かない大切なものに気付いたと思う」と語りかけた。4月から大学の名称が変わり、宮城県仙台市との2拠点体制に移ることについては「皆さんの母校であることに変わりはない。さらに誇れるような学校にしていく」と意気込みを伝えた。

同大を運営する学校法人日本国際学園の橋本綱夫理事長は「卒業後も学び続け、困難から逃げずに挑戦を」と励ました。

卒業生を代表し、堀江紅音さんが望月学長から学位記を受け取った。卒業生答辞で飯島瑞樹さんは「入学当初はコロナの影響で友達を1人もつくれず孤独を感じた。パソコン起動に手間取る私を助けてくれた人が大切な友人となり、彼を通じて友人や先輩に出会い、一生の宝物になった」と述べた。

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