新球団「くふうハヤテ」歴史的な第一歩 公式戦初戦はオリックスのエース宮城と対決 静岡市

静岡県初のプロ野球チームが歴史的な第一歩を記しました。今シーズンから2軍リーグに参入したくふうハヤテベンチャーズ静岡が15日、オリックスをホームに迎え、開幕戦に挑みました。

能地優アナウンサー:「午前10時すぎのちゅ~るスタジアム清水です。ご覧ください、きょうはくふうハヤテベンチャーズ静岡の開幕戦ということで、その戦いを一目見ようと多くの野球ファンが詰めかけています」

静岡市在住のファン:「記念すべき開幕戦なので、きょうは絶対来るんだと」

先頭に並んでいたファン:「きょうは勝ちとか負けとか関係なく、良い試合を見せてもらったら、それだけで十分」

静岡市の難波喬司市長の始球式で始まったくふうハヤテの開幕戦。開幕投手となった早川は2回、ランナー2人を背負ってタイムリーを打たれるなど2点を失います。しかし、後続2人を三振に抑えピンチを切り抜けます。

オリックスの先発は、WBC優勝メンバー・エースの宮城。2回ハヤテはその宮城から元DeNAの倉本がセンター前へ。球界を代表するピッチャー相手に、チーム初ヒットを記録します。しかし、その後は宮城の貫禄のピッチングに封じられ、なかなかチャンスさえ作れません。

リードを広げられたハヤテは、5回から静岡高校出身の竹内がマウンドへ。憧れだったプロのマウンドで、この回を0点に抑えます。

そして6回、ハヤテは1アウト1塁で代打・富山を送ります。独立リーグ出身の富山がタイムリー。チーム初得点を奪います。

試合は9対1で敗れましたが、地元ファンの声援を力に、くふうハヤテはプロ参入最初のシーズンの第一歩を踏み出しました。

くふうハヤテ 赤堀元之監督:「一戦一戦しっかりと戦いたいという気持ちもあるし、みんな挑戦する気持ちはあるので、下を向かないで、どんどん前を向いて勝利に向かってやっていきたい」

© 静岡朝日テレビ