土石流災害めぐり「盛り土」前所有者から任意で事情聴取 「埋め立てに関与していない」 静岡・熱海市

静岡県熱海市の土石流災害をめぐり、15日午後、警察は盛り土が造成された土地の前の所有者に対し、任意で事情聴取しました。

2021年7月に発生した熱海土石流災害では、起点部分の盛り土が被害を甚大化させたとして、犠牲者の遺族が土地の前の所有者である天野二三男氏を業務上過失致死罪などで刑事告訴しています。警察は午後、天野氏に対し、任意で事情聴取を行い、盛り土が造成されるまでの経緯などを確認したとみられます。2月初めて警察から聴取を受けた後、取材に応じた天野氏は。

天野二三男氏:「あくまで私どもは(土地を)貸し付けたものです。埋め立てという関与はしていません。なぜ、私があそこに入れたというダンプ屋さんに誰1人会ったことがない」

このように主張し、盛り土の造成への関与を否定しました。

警察は引き続き任意で事情聴取を行い、盛り土が造成されるまでの経緯を調べる方針です。

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