西武・隅田知一郎は6回10Kも外国人の被弾に大矢氏が苦言「ストライクを取りに行った真っ直ぐはもったいない」

◆ 「打たれて勉強になったと思います」

16日に行われたソフトバンクとのオープン戦で、西武先発の隅田知一郎が6回1失点の好投を披露。「打者を迷わせて勝負できるカウントを作れた」と開幕へ向け好調な調整ぶりを見せた。

18日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した大矢明彦氏は「とにかく打者を攻め込んでいくんですよね。だからもう打者が受け身受け身という形で追い込まれる」と強気のピッチングをまず評価。

ただし4回に巨人から移籍したアダム・ウォーカーに打たれたホームランには「1、2球目がボールになった後、ストライクを取りに行った真っ直ぐは僕はもったいなかったなと思います」と苦言。「今日はオープン戦だったんで、もしかしたらあの打席は真っ直ぐで追い込んで、その前の打席は打ち取ってましたので、真っ直ぐはどのぐらい(通用する)かなっていうのもあったかもしれないんですけど」と本番に向けたテストを兼ねていたのかもの思いもありつつ「それにしても0‐2から同じ球速の球が続いて 真ん中近辺に行っちゃうと、やはり打たれますよね。打たれて勉強になったと思いますけどね」と配球含めての見直しを求めた。

しかしトータルでは「今日は10個の三振を取りましたけど、ほとんどがフォークとチェンジアップ。これで取れるということは、ストライクの低めからボールになっていき、腕の振りがいいので振らされる」と決め球の落ちるボールが有効だったと分析。さらには「8つがそれらボールで取って、あとはストレートが1つでカーブが1つということで、 もう自分でもすごくやったという手応えを感じる内容では」と推測した。

開幕2戦目の登板が有力視されている左腕。今シーズンは一皮むけた姿が見られそうだ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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