ブルース・ウィリス誕生日おめでとう!
『ダイ・ハード』や『フィフス・エレメント』、『アンブレイカブル』で知られる名優ブルース・ウィリスが本日、3月19日に69歳の誕生日を迎えた。近年はインディーズ規模の作品に多数出演していたが、2023年に前頭側頭型認知症と診断されたことを家族が公表し、俳優業からの引退を表明した。
ウィリスは俳優になる前は私立探偵をやっていたこともあるそうで、本格デビュー作となったドラマ『こちらブルームーン探偵社』(1985~1988年)のほか、後にいくつかの映画でも演じた探偵役にもその経験が生きただろう。“巻き込まれ型”の主人公を演じさせたらピカイチで、愚痴をこぼしながらも正義を貫く男をいくつも演じてきた。
69歳を迎えた名優の近作を観よう
ウィリスは亡き鳥山明先生と同じ1955年生まれで、誕生日も約1ヶ月違い。驚異的な画力を披露していた扉絵などでも洋画からの影響が垣間見えた鳥山先生だから、きっとウィリスの主演作品も観ていたことだろう。
2010年代以降は大小様々な作品で顔貸し的なチョイ役を含め健在ぶりをアピールしていたウィリスも、2023~2024年からは完全に引退状態に。ときおり家族が投稿するSNSの写真では穏やかな表情を見せており、昔からのファンを安心させている。
そんなウィリスの誕生日を祝うべく、CS映画専門チャンネル ムービープラスでは「特集:ブルース・ウィリス誕生祭」と題して近年の出演作を一挙放送中。ある時点から全く老化を感じさせなくなったピチピチのウィリスを、バラエティ豊かな作品で堪能しよう。
悪役もイケる!マイク・タイソン共演『ヴェンデッタ』
元海兵隊員のウィリアム・ダンカンは、妻と娘の3人で平穏に暮らしていた。ある日、ギャングの無差別殺戮に遭い、愛娘を目の前で惨殺されてしまう。証拠不十分で釈放となった主犯格の男を、怒りに任せて手にかけたウィリアムだったが、それが復讐の連鎖を招いてしまう。
ウィリスは主人公を執拗に苦しめるギャングのボスを熱演し、マイク・タイソンと共演。『アベンジャーズ/エンドゲーム』のスタッフが仕掛ける制御不能のリベンジ・アクションだ。
ロザムンド・パイク共演!『サロゲート』
人間が全ての行動を身代わりロボット“サロゲート”の遠隔操作で行い、安全が完全保障された理想的な未来社会。ある日、サロゲートとそれを自宅から遠隔操作していた人間が一緒に殺される事件が起きる。FBI捜査官のグリアーらはサロゲートを操りながら事件を捜査していくが……。
ロボットが人間の生活を代行する未来社会で発生した殺人事件を通じて、テクノロジーと人間の関係を問うSFサスペンス。ロザムンド・パイクの冷徹な演技も大きな見どころ。
設定がソソるサスペンス・アクション『デイ・トゥ・ダイ −最後の戦い−【日本語吹替版】』
ある事件で人質の救出に失敗し、解散となった軍の特殊部隊。元隊員のコナーは保護観察官になるが、正義感からギャングの手下を射殺し、報復として妻を誘拐されてしまう。要求された身代金は200万ドル、残された時間は12時間――。妻を救出するため、彼は元特殊部隊の仲間に助けを求める。
ケヴィン・ディロン共演のハード・アクション。妻を誘拐された元特殊部隊員(ディロン)が、かつての仲間と共に危険な作戦に挑む。ウィリスとフランク・グリロが元特殊部隊員を演じる、というソソる設定は鑑賞不可避。
ナメてた警備員が実は…『デンジャラス・プレイス』
かつて警察署長として家族と町を守っていたフランク・リチャーズ(ウィリス)。今は警備員として働いている彼は、質屋で殺人現場に出くわし、残虐なギャングのヴァージルを捕まえた。そんなフランクに復讐しようと、ヴァージルの息子ジェイクがつけ狙う。そしてフランクの娘が彼に人質に取られ……。
暴力とドラッグが支配するアメリカの田舎町を舞台に、娘を人質に取られた父親の戦いを描くアクション・スリラー。
熟練の援護射撃アクション『ワイヤー・ルーム』
シークレットサービスを追われ、監視室(ワイヤー・ルーム)で働くことになった特別捜査官のジャスティン。転属初日、上級特別捜査官のシェーン・ミュラーから、カルテルに武器を密輸しているエディーの監視を命じられる。だが監視中、謎の武装集団がエディーを襲撃。ジャスティンは監視モニターと携帯電話を駆使して彼を救おうとするが……。
ルールは、監視対象者を死なせないこと――犯罪者の動向を監視する“ワイヤー・ルーム”を舞台にしたリモート・アクション。こちらもケヴィン・ディロン共演で、ダメダメな彼(ジャスティン)をベテランのウィリス(シェーン)が終始援護する、という不思議な仕上がりに。
「特集:ブルース・ウィリス誕生祭」はCS映画専門チャンネル ムービープラスで2024年3月放送