乱調の佐々木朗希に大矢氏も困惑「自分でもどうしちゃったんだろうと思いながら投げてたんじゃないですかね」

◆ 「今の時期で悪いものを全部出して」

17日にZOZOマリンで行われたオープン戦に佐々木朗希が先発した。実戦4試合目の登板となったが、立ち上がりに楽天打線に捕まりいきなり無死満塁のピンチを迎えてしまう。その後も続く浅村栄斗には併殺崩れで先取点を許し、暴投も絡んでさらに連打を浴びてこの回4点を献上してしまった。しかし2回以降は立ち直り4回6安打4三振4失点でマウンドを降りた。

この結果に18日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した大矢明彦氏は「自分でもどうしちゃったんだろうと思いながら投げてたんじゃないですかね。フォアボールも4回で4つもありますし」とコントロールの悪さに苦言。しかし 「今の時期で悪いものを全部出して、もう1回反省し直して。真っ直ぐをもっと低くとかね、そういう(反省)材料にしとけばいいと思いますけどね」とここから状態を上げていけばと期待した。

もう一人の解説者の真中満氏は、この日の風速10メートル以上という悪天候も加味しつつ「色々大変な部分あったと思うんだけど、初回以降はしっかり調整して投げれるあたりはさすがだなと思う」と一定の評価。さらに「やっぱり彼は今年は中6日だよね。まずは6日で1年間(ローテーションで)回って、どこまで数字を残すかを見てみたいなっていう思いです。25試合ぐらい投げられたら」と初のフルシーズン通じての活躍に期待した。

乱調でも修正し、最速は158キロと改めてそのポテンシャルを披露した令和の怪物。プロ入り初の一年間完走を成し遂げられるのかに注目が集まっている。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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