家賃の支払いは「不動産会社が指定するクレカ」で行います。これって「別のカード」に変更できないの?

賃貸物件の家賃の支払い方法の種類

賃貸物件を借りた際の家賃の支払い方法は、おもに以下の5つの方法があります。

__・口座の自動引き落とし
・指定口座への銀行振り込み
・クレジットカードでの引き落とし
・コンビニで支払う
・大家さんに直接現金で手渡し__

口座の自動引き落としでは手数料がかからなくなる場合がある点や、クレジットカードであればポイントがたまるなど、それぞれに特徴があります。このなかだと、口座の自動引き落としや指定口座への銀行振り込みが一般的のようです。

支払い方法が指定されている場合がある

不動産会社によっては、家賃の支払い方法を指定されている場合もあります。あくまで、貸主側(不動産会社)と借主側(入居者)の合意が原則となりますが、賃貸契約の条件となっている場合は、不動産会社の支払い方法に従う必要があります。

例えば、不動産会社の家賃の支払い方法が口座引き落としのみである場合は、銀行振り込みやクレジットカード支払いなどのほかの方法では支払いができません。

クレジットカード支払いができない場合がある

家賃の支払い方法がクレジットカード支払いに対応していない不動産会社も多いようです。理由は、クレジットカードの手数料が高い点と、手続きが面倒である点です。

クレジットカードの手数料は5%程度といわれており、仮に家賃7万円である場合、3500円が手数料として引かれます。2年間住む場合は、単純計算で3500円×24ヶ月=8万4000円となり、不動産会社側の負担が増えてしまうのです。

不動産会社側に対してのメリットがないため、クレジットカード支払いに対応していないケースが多いと考えられます。

クレジットカード支払いの場合の注意点

クレジットカード支払いに対応している不動産会社もありますが、いくつかの注意すべきポイントがあります。

__・不動産会社が指定するクレジットカードしか使えない可能性がある
・ポイントをためられない可能性がある
・クレジットカードの決済手数料を支払わなければいけない可能性がある__

クレジットカードでの家賃の支払い条件は、不動産会社によって異なるため、クレジットカードで支払いたい方は、契約前に必ず支払い条件を確認しましょう。

不動産会社指定のクレジットカード以外では支払いができない可能性がある

家賃をクレジットカードで支払いたい場合は、不動産会社指定のクレジットカードでなければいけない可能性が高いです。家賃がクレジットカードで引き落とせずにポイント還元が受けられない場合は、ほかの方法で節約できる方法を検討しましょう。

例えば、電気・ガス・水道の公共料金や携帯電話料金、インターネット料金などの固定費の部分をクレジットカード支払いにして、ポイント還元を狙うなどの対応が考えられます。

1ヶ月ではそれほどの節約にはなりませんが、固定費は日常生活していくなかで、一生払い続けていかなければならないものです。長い目でみると大きな差が生まれるため、家賃以外の部分で対策できることはないか考えてみてください。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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