福島U、ホーム開幕戦制す 序盤から攻め、松本山雅に1-0

【福島―松本】前半13分、ゴールを決めて喜ぶ福島のFW森(10)=とうほう・みんなのスタジアム

 サッカーJ3第4節ー。福島ユナイテッドFCは17日、ホームのとうほう・みんなのスタジアムで松本山雅FCと対戦し、1―0で勝利した。通算成績は2勝1敗で順位を7位に上げた。

 次戦は20日、アウェーの長野Uスタジアム(長野市)でAC長野パルセイロと対戦する。午後2時開始予定。

 【評】序盤から攻めの姿勢を貫いた福島が接戦をものにした。前半13分、相手の隙を突いたDF堂鼻の縦パスからFW森が先制点を決めた。その後も森を中心に再三好機を演出した。後半は相手に押し込まれる時間が増えたが、DF陣が奮闘し、最後まで流れを渡さなかった。(三沢誠)

 森の先制点死守

 リーグ戦今季初のホーム戦で接戦を制した福島。決勝点をもぎ取った福島のFW森晃太は「たくさんのサポーターの前で勝てたのはすごく大きい」と喜んだ。

 福島は序盤からスピード感あふれるプレーで敵陣に攻め込み、好機を演出した。迎えた前半13分、DF堂鼻起暉(かずき)の絶好の縦パスに森が反応。相手の隙を突いて右足を振り抜いた。「良いタイミングでパスが来たので後は決めるだけだった」と振り返る。昨季はホームでの勝利が遠かっただけに、ゴール後は仲間と抱き合い喜びを爆発させた。

 しかし、後半は主導権を握れず、守備に徹する時間が増えていった。森も「自分たちのサッカーをするのが難しかった」と反省を口にする。苦しい展開だったが、体を張った守備でリードを守った。「力のあるチームに勝ち切れたのは良かった」と森は表情を和らげた。

 シーズンはまだ始まったばかり。森は「チームが良くなるよう、個人としてやれることをやっていきたい」とさらなる活躍を誓った。(三沢誠)

© 福島民友新聞株式会社