日本ガイシは18日、ドイツの総合化学メーカー、BASFのシュヴァルツハイデ拠点に納入した電力貯蔵用のNAS電池が、商用運転を開始したと発表した。拠点内の太陽光発電システムと連携し、再生可能エネルギーの利用率向上に活用される。
納入したNAS電池は、最大出力1千キロワット、容量5800キロワット時。コンテナ型電池4台で構成している。
受注はBASFの子会社、BSESから。日本ガイシとBSESは、2019年にNAS電池の販売提携契約を締結し、BASFが持つ世界的な販売網を通じて、NAS電池の販売を拡大してきた。
NAS電池は、再エネの安定化や電力需給バランスの調整、非常用電源などの用途で活用されており、現在までに全世界で250カ所以上で運用実績がある。