[18日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は18日、今年に入って麻疹(はしか)の発症が増加していることを受け、子どもや海外旅行者を中心にワクチン接種を推奨した。
3月14日までにCDCが記録した発症者は、17地域で58人と、昨年通年の数に匹敵した。
今年見られる発症者の大半が麻疹、おたふく風邪、風疹の3種混合ワクチン(MMRワクチン)の接種を受けていない生後12カ月以上の子どもで、CDCは医療関係者に子どもへの確実な接種を要請した。
CDCは、大半のコミュニティーは麻疹に対する免疫性が高く、大規模な感染拡大のリスクは低いとしながらも、一部地域では流行の可能性がより高くなり得ると指摘した。