チリGDP、第4四半期は前期比0.1%増 前年比は予想上回る

[18日 ロイター] - チリ中央銀行が18日発表した2023年第4・四半期の国内総生産(GDP)は前期比0.1%増と、市場予想をやや下回った。個人向けサービスと輸送部門の改善がけん引した。

前年同期比では0.4%増で、予想中央値の0.2%増を上回った。鉱山部門の減少が全体の伸びを部分的に押し下げた。

パンテオン・マクロエコノミクスの中南米担当主任エコノミスト、アンドレス・アバディア氏は、「民間消費と純輸出はかろうじてプラスとなり、他部門の低迷を相殺したものの、回復の脆弱さと目先に追加利下げが必要なことが浮き彫りとなった」と述べた。

23年通年のGDPは0.2%増。個人向けサービス、輸送などが押し上げた一方、貿易部門は大きな下げ要因となった。

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