中国、消費者金融会社への規制強化 10年ぶり

[北京 18日 ロイター] - 中国は10年ぶりに消費者金融会社に対する規制を変更し、国内で個人向け融資を行うノンバンク金融会社への規制を厳格化した。

新たな規制は4月18日に施行される。新規制によって新規参入が抑制される可能性があるとの見方もある。

新規則の下では、住宅と自動車購入以外の消費者金融を提供する企業は、2014年の規制で義務付けられていた最低資本金3億元の3倍以上となる最低10億元(1億3900万ドル)の登録資本金を有していなければならない。

また、消費者金融会社の主要投資家は少なくとも50%以上の株式保有が必要になる。従来の30%以上の保有が求められていた。

大口投資家である金融機関は、直近の会計年度末までに少なくとも5000億元の総資産保有が求められる。従来の600億元から引き上げられた。

金融機関以外の主要投資家は直近会計年度の営業利益が少なくとも600億元である必要があり、従来の倍の額が求められている。

© ロイター