長崎県営バスも改正 減便3~9%

 長崎県交通局(長崎県営バス)は18日、4月1日以降の改正ダイヤを発表した。「2024年問題」に対応するため、減便や最終便繰り上げにより、運行時間を削減する。
 利用ニーズが高い平日朝の通勤通学便への影響を抑制するため、平日の夕方~夜間、土日祝日を中心にダイヤを見直す。平日で現行の3%、土日祝日は8~9%を減便。最終便は、ニーズがある市中心部から郊外行きは最大25分、利用が少ない郊外から中心部行きは最大約3時間繰り上がる。
 利用実態を踏まえ、一部路線で運行経路の変更や区間の短縮がある。4月1日から、本原、矢の平、目覚、立神4地区の競合路線を長崎自動車(長崎バス)と一元化するのに伴い、女の都線や西山台・三原・本原地区の循環線で運行系統を変更する。矢の平・風頭地区と中心部を結ぶ路線は廃止し、長崎バスに一元化する。立神地区の通勤時間帯も経路の変更や路線の廃止がある。
 長崎駅前-諫早駅前の路線は、昼間帯は長崎駅前-喜々津駅前に短縮し、喜々津駅前-諫早駅前の便を新設する。諫早市内の路線も一部で経路や時刻の変更がある。高速シャトル諫早線と同大村線は土日祝日の昼間帯を減便する。

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