市長と意見交換 「スギ、ヒノキを活用した高付加価値化商品」 津山地域を針葉樹のメッカに/岡山・津山市  

第23回市長と話そう「津山(まち)づくりミーティング」が18日、岡山県津山市のLuumu TSUYAMA Suemokkoで開かれ、家具ブランド「TSUYAMA FURNITURE」の参加企業5社の代表が谷口圭三市長と意見を交わした。

「TSUYAMA FURNITURE(赤松洋一代表)」は美作材の魅力を広めるためにイマガワ、すえ木工、髙橋工芸、津山銘木、松永建材店の5社が共同で設立。2023年にグッドデザイン賞を受賞している。

「美作スギ、ヒノキを活用した高付加価値化商品」をテーマに行った。「美作の山の木は非常にいい状態で育てられている。こんなにも良い材は他にはない」「針葉樹の家具は珍しく、すごく優しい木味が魅力」「広葉樹には出せない色見がいい」「地元の材を活用することで循環型林業のお手伝いがしたい」といった意見が出た。

「ヒノキにデザイン力を付加したことが評価された。国内最先端の取り組み」とグッドデザイン賞受賞を喜んだ。課題や行政に対する期待に「家具の新しい販売モデルの確立」「材の安定価格・安定供給の仕組みづくり」「美作ヒノキの全国での認知度向上」「トレーサビリティなどによる差別化」などの意見・要望があった。

谷口市長は「津山地域を針葉樹のメッカにという皆さんの熱い思いに励まされた。しっかり伴走していきたい」と述べた。

「TSUYAMA FURNITURE」参加企業の代表と谷口市長

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