V長崎 今季初の連勝! 山口に1-0 サッカーJ2

【山口-V長崎】前半32分、V長崎のマテウスが先制点を決める=山口市、維新みらいふスタジアム(V・ファーレン長崎提供)

 明治安田J2第4節最終日(17日・維新みらいふスタジアムほか=2試合)V・ファーレン長崎は山口に1-0で競り勝ち、今季初の連勝を飾った。無失点での勝利は昨年8月26日の大宮戦以来。2勝1分け1敗の勝ち点7で6位に浮上した。
 V長崎は押し込まれる展開が続いた中、前半32分に左サイドで米田と山口の吉岡が交錯してこぼれたボールをマテウスがペナルティーエリアに持ち込み、右足で蹴り込んで先制した。後半もペースを握られたが、新井、田中の両センターバックを中心に踏ん張り、無失点で切り抜けた。
 いわきは熊本に6-0で大勝した。
 第5節は20日、各地で10試合を実施。V・ファーレン長崎は午後3時から松山市のニンジニアスタジアムで愛媛と対戦する。

マテウス豪快 殊勲のゴール

 V・ファーレン長崎は、マテウスが前半32分に豪快に決めた1点を守り切って今季初の連勝。立役者となった加入2年目のブラジル人MFは「大事なのはゴールよりもチームが勝てたこと」と笑顔を見せた。
 チームの始動当初は体を絞り切れていなかったが、下平監督と話し合いながら調整を続け、徐々に体重を落とした。6日のルヴァンカップ愛媛戦は延長まで120分間を走り切って2得点。中3日の前節清水戦もフル出場を果たした。指揮官やチームメートが「ここまで動けるとは…」と驚きを隠せないほど献身的にチームをけん引している。
 山口戦を前に「試合に出ることで感覚を取り戻し、リズムが生まれる」と充実感をにじませていたマテウス。リーグ戦初得点で好調ぶりを示した26歳は「この勢いでリーグ戦3連勝したい」と意気込んだ。

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