桃田、パリ五輪出場逃す バドミントン、けがで出遅れ挽回できず

桃田賢斗

 バドミントンの男子シングルスで東京五輪代表の桃田賢斗(NTT東日本、富岡高卒)はパリ五輪選考大会を勝ち抜くことができず、4月末までの選考レース終了を前に五輪出場への望みがなくなった。

 昨年5月から始まったパリ選考レースには、腰痛の影響で欠場が相次ぎ出遅れた。しかし、昨年11月のワールドツアーで2年ぶりに優勝すると、12月の全日本総合選手権でも2連覇し、復調の兆しを見せていた。

 桃田は12月の全日本総合では「五輪は厳しい部分もある」と現実を受け止め「前向きに視野を広げて、臨んでいきたい」と巻き返しを誓っていた。しかし、その後はポイントを伸ばすことができず、現時点で日本人6番手だった。

 桃田は金メダル候補として臨んだ東京五輪で1次リーグで敗退した。

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