徐州市の新沂経済開発区にある新素材プロジェクト拠点で、電力設備の運転状況を検査する国網徐州供電の職員。（3月5日撮影、徐州＝新華社配信）
【新華社南京3月19日】中国送電大手、国家電網傘下の国網江蘇省電力はこのほど、江蘇省徐州市の新沂経済開発区で「電力によるビジネス環境の活性化」をテーマとするオープンデーを開催した。多くの地元民間企業や外資系企業の参加を呼びかけ、伝統産業のハイエンド化とグリーン（環境配慮型）化への転換を支援するのが狙い。
韓国化学大手、暁星（ヒョソン）の高性能カーボンファイバー新沂産業拠点で、電力設備導入の検査をする国網徐州供電の職員。（3月1日撮影、徐州＝新華社配信）
すでに地元では、韓国化学大手の暁星（ヒョソン）の高性能カーボンファイバーの新沂産業基拠点プロジェクトが稼働している。同プロジェクトの総投資額は6億1400万ドル（1ドル＝約149円）で、主に化学工業新素材を生産しており、地元の従来型化学工業を新素材産業に転換させる典型的なプロジェクトとなっている。
徐州市の新沂経済開発区にある新素材プロジェクト拠点。（3月13日撮影、徐州＝新華社配信）
地元には、冶金新材料、化学工業新素材、繊維素材などの産業クラスターが形成されつつある。2023年末までに、工業生産額は前年比12.3％増の354億6800万元（1元＝約21円）に達し、新素材産業の生産額は38億9400万元増加した。（記者/何磊静）
