日立、エヌビディアとAI開発 主力のデジタル化支援で協業

エヌビディアのロゴ(ロイター=共同)

 日立製作所は19日、米半導体大手エヌビディアと人工知能(AI)サービスの開発で協業すると発表した。鉄道やインフラ設備をデジタルの仮想空間に再現して保守点検を行うサービスを提供するなどし、主力事業とする企業のデジタル化支援を強化する狙い。両社の協業発表は初めて。

 協業の第1弾として、6月末までにデータ記録用サーバーの提供を始める。エヌビディアが強みを持つ画像処理装置(GPU)を活用し、効率良くデータを処理する。さらに、デジタル空間のシステム開発も進める予定だ。

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