米エヌビディア、ヒト型ロボット開発で生成AI活用へ

Max A. Cherney

[サンフランシスコ 18日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディアは18日の年次開発者会議で、ヒューマノイド(ヒト型ロボット)を開発するためのハードウエアとソフトウエアのプラットフォームを発表した。生成AI(人工知能)の機能を採用する。

新たなプラットフォームは、ロボットとAIを動かすコンピューターシステムと、人間のようなロボットを作るための生成AIなどのツールを含むソフトウエアで構成される。

生成AIを活用することで、ヒト型ロボットが言語や動画、人間による実演、過去の経験などを組み合わせたインプット情報に基づき行動を取ることができるという。このAI関連プロジェクトは「GR00T」と呼ばれ、ロボット工学のための既存ハードとソフトのプラットフォームに追加される。

エヌビディア幹部は会見で「より賢く、より速く、より優れたロボットは世界の重工業分野で採用されることになる」と述べ、「世界のロボットとシミュレーションのエコシステム全体と協力して開発と採用を加速させている」と説明した。

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