SL大樹で卒園式 地元への愛着深める 日光

 子どもたちに地元への愛着を深めてもらおうと、日光市の保育園は3月18日鉄道会社の協力を受けて特別な卒園式を開きました。

 卒園を迎えたさかえ保育園の子どもたち31人が訪れたのは東武鉄道の下今市駅のホームです。

 子どもたちの前に現れたのは、東武鬼怒川線の下今市駅から鬼怒川温泉駅までを約35分かけて走行する観光列車のSL大樹です。

 さかえ保育園では、コロナ禍でも特別な思い出を残してほしいと、2年前から卒園式をSL大樹の車両で行っています。今回で3回目を迎えました。

 卒園式では、一日園長に任命された日光の観光キャラクター日光仮面が子どもたちひとりひとりの席を巡り卒園証書を手渡していきます。

 窓の外では、さかえ保育園の園児や沿線の住民などが卒園おめでとうの横断幕を掲げるなどして子どもたちを祝福しました。

 さかえ保育園によりますと、SL大樹を使った卒園式は市内では唯一のもので、子どもたちの地元への愛着を深めるためにも今後も続けていきたいとしています。

© 株式会社とちぎテレビ