北陸新幹線開業後初の平日、福井県内各駅にビジネス利用客の姿 歓迎の一方で困惑も

東京行き始発の「かがやき502号」に乗り込む人たち=3月18日午前6時23分、福井県越前市の越前たけふ駅

 北陸新幹線が福井県内まで延伸開業して初めての平日となった3月18日、朝方の県内各駅では出張や通勤などビジネス利用客の姿が目立った。東京方面と行き来する人からは「首都圏まで乗り換えなしで行けるのはうれしい」「今までより遅い時間に出発できる」などと喜びの声が聞かれた。一方で、特急が敦賀駅止まりとなったり、ダイヤが改正されたりしたことで困惑する乗客もいた。

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 東京―福井間は、最速列車「かがやき」を使えば乗り換えなしで最短2時間51分で結ばれ、米原経由で特急と東海道新幹線を乗り継いだ場合より33分早くなる。千葉県での学会に出席するため、午前7時44分福井発「かがやき504号」に乗り込んだ福井工業大学の原道寛教授(47)は「これまでの出張では午前7時前の列車に乗っていた。遅く出発できてありがたい。在来線より揺れが少なそうで、車内で仕事もできる」と歓迎した。

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