作新ナイン「ここから戦闘モード」 初戦に向け投打調整 選抜高校野球

入念にスイングを確認する作新ナイン=神戸市の彩星工科高神戸アスリートベース

 本県の作新学院ナインは開会式で堂々と入場行進し、聖地の土を力強く踏みしめた。

 ナインは岩出純(いわいでじゅん)、君島翼(きみじまつばさ)両捕手のかけ声で行進。プラカードを持つ寺門樹広(てらかどみきひろ)記録員は「たくさん拍手をもらえて感動したし、楽しかった」とかみしめた。

 その後はスタンドで開幕試合の八戸学院光星(青森)-関東一(東京)を観戦。岩出は「いよいよ始まったと実感する。初戦まであと中3日だが、さらに成長していきたい」と22日の神村学園(鹿児島)戦に向け気持ちを高めていた。

 午後は神戸市の彩星工科高アスリートベースに移動し、約2時間の練習に汗を流した。「ここから戦闘モードに切り替えていこう」という小針崇宏(こばりたかひろ)監督からの呼びかけに選手の表情は引き締まり、野手陣は左右2人の投手とマシンを使った打撃練習に集中。投手陣は小川哲平(おがわてっぺい)ら4投手がブルペンでそれぞれ約50~70球を投げ込んだ。

 小針監督は「チームの実力はまだまだ」としながらも、「相手に立ち向かっていく姿勢を、練習からしっかりとつくっていく」と見据えた。

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