「恋をするなら二度目が上等」長谷川慎とのキスシーンで古屋呂敏がキュン! 初対面での意外なエピソードも語る

THE RAMPAGE長谷川慎さんと古屋呂敏さんがダブル主演を務める連続ドラマ「恋をするなら二度目が上等」、通称「恋二度」がMBS/TBSほかにて絶賛放送中。本作は、2018年から22年まで「Chara Selection」(徳間書店)で連載された木下けい子さんによる人気漫画を実写ドラマ化したものです。

ビジネス誌の中堅編集者・宮田晃啓(長谷川)は、経済コラムの執筆依頼のため、売れっ子の大学准教授・岩永崇(古屋)のもとを訪れると、なんと岩永は高校時代に別れた“初恋相手”でした。偶然の再会を果たしても、あくまで仕事相手と割り切り「岩永と二度と恋をしない!」と固く誓った宮田でしたが、相変わらず美しく優秀で、幾度となく甘い言葉をかけてくる岩永のペースに、仕事もプライベートも翻弄(ほんろう)されてしまいます。理想や現実、プライド……昔のように素直になれない“オーバー30(サーティー)男子”が再び出会ってしまった、運命の人。駆け引きだらけ、もどかしすぎる「二度目」の恋の行方に注目です。

ここでは、ビジネス誌の編集者で現実思考な30歳・宮田晃啓を演じる長谷川慎さんと、売れっ子の大学准教授・岩永崇を演じる古屋呂敏さんにインタビュー。お互いの印象やドラマの制作秘話について伺いました。

――それぞれ演じた役どころを教えてください。

長谷川 「宮田晃啓は30歳でビジネス誌の編集者。彼は仕事熱心でとても真面目なのですが、岩永崇に出会ってしまったことにより、過去の恋愛を思い出して仕事に集中できなくなり、振り回されてしまうという役柄です」

古屋 「岩永崇は32歳でコラムを執筆している売れっ子の准教授。彼は普段からひょうひょうとした態度で本音がつかめず、常に余裕がある大人。男性からも女性からも、僕自身も『余裕がある大人っていいな』と思えるような、そんなキャラクターの持ち主です」

――地上波ドラマ初主演ということで、出演が決まった時の心境をお聞かせください。

長谷川 「主演は夢の一つでしたので、最初に聞いた時は驚きとともにうれしさでいっぱいでした。普段はアーティストが活動中心でお芝居に携われる機会が多くないからこそ、『いつか主演をやりたい!』という気持ちで舞台やテレビドラマなど、いただいた作品に対しコツコツと向き合ってきました。昔、僕が務めさせてもらった役にBL作品があります。その時、BL作品を演じることができる俳優さんがとても格好いいと感じ『自分もいつかは……!』と強く思った経緯があったので、数年を経てこの思いがつながり、感動してしまいました」

古屋 「このお話をいただいてすぐに原作漫画を拝見し『どうしたらこの世界に近づけるのかな、原作を愛している方々もたくさんいる中で、その期待に自分はどう答えたら……』とずっと考えていました。あとは、本作が情報解禁された際に、母から『主演をやるの?』と連絡がきました(笑)。そのことも含め一気に責任感が強まり、崇役に選んでいただいた分、自分がお芝居を通してどう返していけるのかをずっと考えていました」

――お二人は初共演ですが、初対面の印象や撮影現場の雰囲気を教えてください。

長谷川 「初めてお会いした時から心の壁がなかったです。最初は誰でも距離があると思うのですが、それを感じずにスッと入っていけました。監督や制作の方々も含め、現場もとてもいい雰囲気ですよね、呂敏さん」

古屋 「そうだよね。とても温かい空気で撮影は進んでいます。僕もまこっちゃんと初めてお会いした時、まさに役柄と同じ宮田のようなフレッシュで真っすぐな方という印象で、一緒に何かを作る上で信頼できる相手だなと思いました。撮影が進んでいくうちに信頼関係が積み上がっていったので、今は『どうしたら一緒ににすてきな空気が作れるのかな』など、カメラが回っていない時もずっと一緒に会話をしています」

――顔合わせの時のエピソードをお聞かせください。

古屋 「まこっちゃんがエレベーターから上がってくる時に、僕がたまたま部屋の入り口に立っていたのですが、おそらく僕の印象が違ったせいか、まこっちゃんは僕の前を素通りして行きました(笑)」

長谷川 「“ひげの生えている格好いい俳優さん”という事前に送っていただいた写真が頭の中にあり、入り口ではひげの生えていない方がいたので違う人だなと思い素通りしようとしたら『あの、崇役の……』とお声がけいただいて、呂敏さんの事前情報とその時のギャップにやられました(笑)。優しい笑顔だしとても丁寧な方だし、その瞬間に『いい作品ができそう』という思いが生まれました」

古屋 「2人が愛し合って温かい人間関係を積み上げていく物語なので、パートナーで作品のペースが変わってしまうのではと思っていました。お会いした時に相手役がまこっちゃんでよかったと思ったことがあります。顔合わせの最後に『呂敏さん、ハグしませんか』と言ってくれてハグをしたのです。ここで一緒に作品を完走したいと思わせられました。古屋呂敏が長谷川慎にキュンとしてしまった瞬間ですね。その日からは、ロケで会った時と帰る時は必ずハグして撮影に挑んでいます」

――長谷川さんがハグをしたのはどういった意図があったのでしょうか。

長谷川 「特に僕ら2人がメインとなって作り上げていくことが大事だと思ったので、言葉だけではなく実際にハグをして体で1回確かめて、この温もりと力強さを感じ『頑張ろうぜ!』の意味を込めました。クランクインしてからは“ハグして気合を入れる”というのが日課になっていました」

――古屋さんはハグが日課になったことを受けて感じたことはありましたか。

古屋 「撮影を終えて家に帰ると、その時の気持ちが途切れてしまうことが誰でもあると思うのです。だから毎回ハグすることによって、もう1回つなぎ合わせる、心と心を通わせるといういいスイッチになっています。そのおかげで生まれた2人だけの空気感というものは必ずあると、僕は信じています」

――演じる上で気を付けていたことや、作り込んだところを教えてください。

長谷川 「監督と綿密に話し合いながら“宮田晃啓”という役を作り上げています。一つの感情だけでは表せない感じを監督もこだわっていましたので、宮田のビジュアルが、ただかわいいというのではなく、過去にこういうことがあったからこそにじみ出るかわいさの表現や、照れるシーンもただ照れるのではなく、好きだけどもその好きを隠しながら照れるなど、言葉では言い表せない感情が出せるよう意識して臨みました」

古屋 「崇のひょうひょうとする態度がとても難しかったです。僕の父はアメリカ人で愛情表現が大きいタイプだから、自身もその影響を受けていて感情が強く乗ってしまう瞬間があります。ですので、自分の感情を抑えながら宮田に伝えるように演じました。あとは“長谷川慎”をあまり好きにならないように意識したところですかね。最初にお会いした時からまこっちゃんはとても魅力的に写っていたので、僕のその思いが溶け込んでしまわないようにしました」

――これまでの撮影で印象に残ったシーン、これからの撮影で楽しみにしているシーンを教えてください。

長谷川 「本作の醍醐味(だいごみ)として、2人の絡みのシーンがキュンポイント。その中でも、よりディープなところに入ったシーンがあります。僕らも撮影したその映像を見たのですが、シチュエーションが素晴らしくとても美しいシーンになり、印象的なものとなりました。大変奇麗に撮っていただけたので、期待していただけたらなと思います」

古屋 「崇と宮田の何げない会話の中に、たくさんのいとおしさがつまっているシーンもたくさん散りばめられています。その一瞬一瞬が僕にとってはとても大切で、この絶妙な距離感だったり、時々起こる歯がゆさだったり、ちょっとニヤっとしてしまったり……そういう瞬間がとても心に残っています」

長谷川 「日常会話の中で、宮田は崇のことを本当は好きなのだけれど、その好きを隠して『なんすか、うるせえっす』みたいにちょっとツンツンする絡みもすごくいとおしいですよね。デレデレしている感じとはねのける感じはあちこちに出てくるので、ご注目いただきたいです」

古屋 「あとは、本読みの時に『このシーンは一番大事、このシーンが好き』というところがなんと2人とも同じだったのです! それがクランクアップの日にあるので僕も楽しみにしています」

――お互いの好きなところを教えてください。

長谷川 「呂敏さんは優しくて丁寧で、たくさんの魅力を持っていらっしゃいます。誰に対しても低姿勢で、周りのスタッフさんへの気遣いもされて、自分のことよりも周りに思いやりを持って接してらっしゃるところを見て、優しくて格好いいなと。役に染まりきるのではなく、呂敏さんの良さも演じながらも感じられたのですてきだなと思います」

古屋 「ありがとうございます。あとであめちゃん渡します!」

長谷川 「そういうところも好きです(笑)」

古屋 「これは話していいのかな(笑)。まこっちゃんに対してキュンとした出来事があります。キスシーンなど特に大事なシーンは真摯(しんし)に真っすぐ芯を作っていきたいので、集中力を高めてお芝居にのめり込むようにしているのですが、カメラテストの際『こういうふうにキスをしていきます』と監督と話し合いをしている中、お互いが集中しすぎて思わずちょっと唇が触れ合ってしまって。まこっちゃんが『あ、呂敏さんごめん、チューしちゃった』と言ってきて、その時に『長谷川慎に落ちてしまうのでは』と思わされてしまいました(笑)。かわいらしさと、真面目だけれど少しふわっとしているまこっちゃんがたっぷりつまった瞬間でした」

長谷川 「恥ずかしいです(笑)」

――長谷川さんが宮田に恋愛のアドバイスをするとしたら何を伝えたいですか。

長谷川 「宮田はガードが固すぎる故に誤解されやすいと思うのです。崇からアプローチをもらっても『あれ、嫌いなのかな』と思わせちゃうぐらいのガードの固さ。自分の愛情表現がちょっと下手ところもあるので、甘えられるところはもっと甘えてみたらどうかなと伝えたいです」

――古屋さんはいかがでしょうか。岩永にはどうアドバイスをしますか。

古屋 「彼は恋愛上手な気がします。僕自身も崇を演じながら『こんなことをされたら自分も落ちちゃうだろうな』と。崇にはそういう魅力があるので、僕がアドバイスできることはなさそうです。おそらく崇の方が恋愛上級者でしょうから(笑)」

――最後に、本作を楽しみにしている皆さんに向けてメッセージをお願いいたします。

長谷川 「ひと言では言い表せないたくさんの魅力がつまった作品です。宮田と崇の日常的な会話、所々で起きるハプニング、2人の距離がどんどん縮まったり、時に離れたりするハラハラ感、この恋の行方はどう決着がつくのかを毎週楽しみにしながらご覧いただけるとうれしいです」

古屋 「『恋をするなら二度目が上等』というタイトル通りの作品です。人が人を思う気持ちというのは、同性も異性も関係ないと思うのです。温かさやそのつながり、自分の経験から生まれるこじれのようなものなど、自身に投影できるシーンも出てくるかと思います。そういう部分も楽しみながら、この2人の恋と愛の物語を楽しんでいただきたいです」

【プロフィール】

__長谷川慎(はせがわ まこと)
__1998年7月29日生まれ。神奈川県出身。B型。THE RAMPAGEのメンバー。2017年に1st SINGLE「Lightning」でメジャーデビュー。同年より「PRINCE OF LEGEND」(日本テレビ系)にて演技に初挑戦。21年発売のViViでは「国宝級NEXTイケメンランキング2020(下半期)」にランクイン。主な出演作に映画「HiGH&LOW THE WORST X」(22年)、舞台「ロミオ&ジュリエット」(22年)、ドラマ24「シガテラ」(テレビ東京系)、「自転しながら公転する」(日本テレビ系)などがある。


古屋呂敏(ふるや ろびん)
1990年6月2日生まれ。京都府出身。B型。父はハワイ島出身の日系アメリカ人、母は日本人。主な出演作に「仮面ライダーセイバー」(テレビ朝日系)、「インターホンが鳴るとき」(テレビ大阪・BSテレ東ほか)、「逃亡医F」(日本テレビ系)、「元彼の遺言状」(フジテレビ系)、「VIVANT」(TBS系)などがある。俳優のみならず、カメラマン、映像クリエーターROBIN FURUYAとしてもマルチに活躍中。

【番組情報】

ドラマイズム「恋をするなら二度目が上等」
TBS 火曜 深夜1:28~1:58
MBS 火曜 深夜0:59~1:29
※TBS放送後、TVer、MBS動画イズムにて1週間無料見逃し配信
※FODにて見放題独占配信

MBS・TBS担当/S・Y 撮影/蓮尾美智子
(長谷川)ヘア&メーク/Aki(KIND) スタイリスト/吉田ケイスケ
(古屋)ヘア&メーク/mayumi shiraishi スタイリスト/勝見宜人(Koa Hole inc.)
ジャケット ¥11,880、シャツ ¥6,600、パンツ ¥6,930(すべて CASPER JOHN)、ネックレス ¥3,630(LHME)、その他 スタイリスト私物 (問い合わせ先:Sian PR/03-6662-5525)

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