「つらら状の物体」確認、燃料デブリか…1号機の空気中では初確認 福島第一原発ドローン内部調査

福島第一原発1号機のドローンを使った内部調査で、溶け落ちた核燃料・燃料デブリの可能性があるつらら状の物体が確認されました。

東京電力は3月14日、原発事故で溶け落ちた核燃料・燃料デブリの取り出しに向け、1号機の格納容器に小型ドローンを入れて内部調査を行いました。

東京電力は18日、この調査で撮影された原子炉圧力容器の真下の画像を公開し、画像では燃料デブリの可能性があるつらら状の物体が確認されました。

東京電力はこれまでに水中ロボットで水が溜まった格納容器の底を調査し、燃料デブリとみられる堆積物を確認していましたが、1号機の空気中でデブリの可能性がある物体が撮影されたのは今回が初めてです。

東京電力は「デブリの取り出し方法の検討に役立てたい」としています。

※画像は東京電力提供

© 株式会社テレビユー福島