『俺だけレベルアップな件:ARISE』はファンから見ても手ごたえ抜群!本格アクションで描かれる水篠旬の戦いに圧倒―22人ものプレイアブルキャラも作り込みヤバすぎ【先行プレイレポ】

『俺だけレベルアップな件:ARISE』はファンから見ても手ごたえ抜群!本格アクションで描かれる水篠旬の戦いに圧倒―22人ものプレイアブルキャラも作り込みヤバすぎ【先行プレイレポ】

原作PV数は全世界143億、2024年1月からTVアニメも放送され話題沸騰中の「俺だけレベルアップな件」がゲームになって登場!Netmarbleより、スマホ/PC向けアクションRPG『俺だけレベルアップな件:ARISE』(略称:『俺アラ』)のタイトル名で2024年春に配信予定です。

漫画版(※日本向けに翻訳されたもの)を「ピッコマ」での連載当時から愛読していた筆者ですが、この度PC版の開発中ビルドを先行プレイする機会に恵まれました。今回は、本プレイレポートを通して、ファンから見た本作の魅力をお伝えします。

◆水篠旬となってストーリーを追体験!原作・アニメとはまた違った迫力で楽しめる

まずは「俺だけレベルアップな件」のあらすじを紹介しておきましょう。舞台は魔物の跋扈するダンジョン「ゲート」と、魔物に対抗すべく超人的な力に覚醒した人間「ハンター」が存在する現代社会。

ゲートは放っておくと魔物が溢れ出し、街や一般人に襲い掛かる危険なものである一方、ダンジョンから得られる資源は高額で取引されるため、ハンターからすれば宝の山でもあります。ハンターたちは各地に出現するゲートに挑み、ダンジョンボスを倒してゲートを閉じると共に、高額な稼ぎのために命をかけて日々戦っています。

主人公「水篠旬」もハンターの1人ですが、実力は最低ランクのE級。周囲からはハンターの中で一番弱いとも言われ、ついたあだ名は「人類最弱兵器」。しかし、あるきっかけから「システム」という謎の力を得て成長することが可能となります。

ハンターとしての実力は覚醒した時に決まり、以降は魔物を倒そうがダンジョンを閉じようが成長することは基本的にありません。そんな世界でただ1人、魔物を倒すことで経験値を獲得して「レベルアップ」できるようになった水篠旬は、最弱ハンターから世界最強のハンターへと成長していきます。

『俺だけレベルアップな件:ARISE』のメインコンテンツ「ストーリーモード」では、そんな原作ストーリーを水篠旬となって追体験!最弱ハンターから驚異的なスピードで成長していくストーリーラインが忠実に再現されています。

ストーリーを読み進めて感じたのは、原作をただなぞるだけでなく、ゲームとして再現する上で演出に力を入れていること。原作ウェブトゥーンをボイスコミックのように流しつつ、要所要所では3Dモデリングで描かれたシネマティックカットシーンを導入し、原作やアニメとはまた違った迫力でストーリーを味わえます。

特にコミックシーンと3Dシーンが切り替わるタイミングは秀逸。「カサカ」や「ケルベロス」などのボスモンスターも3Dで描かれ、強敵の圧倒されるような雰囲気がダイレクトに伝わってきます。それらを打倒する水篠旬の活躍にも目を奪われるばかり。展開を知っていても改めてストーリーに引き込まれました。

◆水篠旬の戦いと成長を“ハイスピードアクションバトル”で体験!

ストーリーモードでは、水篠旬を操作する「戦闘パート」も用意。実際にダンジョンへ潜り、魔物やボスモンスター、時には他のハンターとも戦いながら、彼の戦闘アクションやレベルアップを体験できます。

バトルシステムはテンポの速いハイスピードアクションで、通常攻撃やスキルを交えつつ、相手の攻撃を避けながらこちらの攻撃を当てていくのが基本。タイミング良く回避すると「極限回避」が発動して一時的に無敵状態になったり、敵の状態に応じて発動する「QTEスキル」やド派手な必殺技があったりするなど、アクションバトルを採用した作品でよく見られる要素は一通りおさえています。

スキルは強力な反面、再使用までのクールタイムや、魔力を消費するといった制限も。魔力は通常攻撃を当てると回復するので、しっかりと通常攻撃を挟むのも大事。 序盤は気になりませんでしたが、終盤の強敵相手にはスキルに頼りがちになってしまい、魔力が足りなくなる場面も何度かありました。

PC版の基本操作

本作ならではの特徴は“水篠旬らしい戦いと成長”を楽しめることです。原作のメイン武器「短剣」によるスタイリッシュな動きや、相手を連続で斬りつける「乱刀」などのスキルを自分の手で行えるのは、ファンとしても興奮を覚えます。(真のメイン武器こと)拳を使った肉弾戦もスキルで再現されているのにはニッコリ。

また、水篠旬の特権といえば「レベルアップ」できることでしょう。本作でもレベルアップによって様々なスキルを習得するほか、各ステータスに割り振れる「能力ポイント」を獲得し、自分好みに水篠旬をパワーアップできます。

レベルアップを積めば「転職クエスト」も発生します。クリアするとより強い力を手にできるほか、水篠旬のスキン(見た目)もより凛々しいものに変化し、成長しているのを強く実感できます。

ファンとしてもう一つ気になったのが、水篠旬の武器を変更できること。原作では短剣や長剣を使っていましたが、本作では槍、鎌、銃、魔導書など様々な武器を装備できます。武器によって攻撃方法やモーションも変化。“水篠旬らしい戦い”からは少し離れますが、これはこれでゲームオリジナル要素として楽しめるポイントだと思います。

バトルで装備できるスキルと装備はそれぞれ2種類ずつで、武器は「武器スキル」を使用すると切り替え可能。自分好みのスキルと武器の組み合わせを選ぶのも一つの楽しみとなります。

魔導書を装備して遠距離から火炎弾で攻撃!
ハンマーでは力強い一撃をお見舞い!

◆活躍するのは水篠旬だけじゃない!多数のハンターがプレイアブル参戦

ここまで水篠旬の活躍に注目してきましたが、本作では彼以外のハンターたちも活躍します。

水篠旬の戦闘パートではサポーターとして3人までチームに編成でき、好きなタイミングで「サポータースキル」を発動可能。例えば魔法使いの「馬渕勲」は炎の竜巻を生み出して敵にダメージを与えたり、ヒーラーの「観月絵里」は味方を回復するフィールドを設置したりと、各々の得意分野でサポートしてくれます。サポータースキルは一度使っても、クールタイムが終われば再使用できます。

そして、ハンターたちは“プレイアブルキャラクター”としても使用可能!水篠旬を含まない3人のハンターチームでダンジョンに挑むモードが用意されているのです。

プレイアブル化されているハンターも非常に豊富。水篠旬の知人である「馬渕勲」「観月絵里」、トップハンターの「白川大虎」「最上真」、悪役である「右京隼人」「道門泰星」、果てには序盤で特に見せ場なくやられた「久我新汰」、ちょい役だった 「南レイ」などの「そんなハンターまで!?」と思えるキャラまで、先行プレイ版では計22人が実装されていました。

各ハンターたちのクオリティも水篠旬に負けず劣らず、1人1人に専用スキルやモーション、パッシブスキルなどが存在するこだわりっぷり。ボイス付きなのはもちろん、力の入った必殺技演出もハンターごとに用意されており、思わず「そこまで作り込む?!」と呟いてしまったほど。

原作では水篠旬の活躍に隠れがちですが、他のハンターたちも魅力は十分。使えるというなら使ってみたくなるもの。火炎系魔法使いの頂点に立つ「最上真」、ちょい役ながら魔女っ子眼鏡キャラで印象に残った「藤崎ゆかり(そんな名前だったんだ…)」などを狙いつつ、ハンターを入手するためのガチャに挑戦しました。

まぁ、出たのは悪役も悪役の「右京将人」だったわけですが。彼もトップハンターの1人ではあるものの、見た目通りの典型的な悪役。原作でも好ましいキャラではありませんでした。

……が、最高レアリティなので凄く強い。スキルも使いやすいし、アタッカー的な役割で攻撃力も高いし、アウトロー気質もそれはそれで頼りになるし。あれ、こいつカッコイイんじゃね!?

というわけで、操作しているうちに段々と愛着が湧いてきました。原作だけでは分からなかったハンターたちの一面に気づけるのも、本作の魅力の一つ。別ハンターの視点からストーリーを体験できる「サブチャプター」や、ハンターのオリジナルストーリーを描く「ハンター記録室」などもあり、水篠旬の活躍だけにとどまらない作品となっています。


水篠旬となってストーリーを追体験できるだけでなく、ハンターたちの活躍もハイクオリティなグラフィックのもと存分に楽しめる『俺だけレベルアップな件:ARISE』は、ファン目線で見ても満足のいく作品でした。いやほんと、ちょい役だったハンターたちまであんな丁寧にプレイアブル化しているのは、開発陣の原作愛がないとできないことだと思います。

また、先行プレイ版では体験できなかったものの、戦闘中に「影の軍団」を召喚し共に戦える能力や、影の軍団の育成要素なども用意されているとのこと。2024年春の配信が待ち遠しいばかりです。

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