篠原涼子&バカリズム「イップス」ポスタービジュアル公開。もがきながら絶不調から抜け出そうとする2人を表現

フジテレビ系で4月12日にスタートする連続ドラマ「イップス」(金曜午後9:00、初回15分拡大)のポスタービジュアルが公開された。

篠原涼子バカリズムがダブル主演を務める「イップス」は、心の葛藤による影響などでできていたことができなくなってしまう心理的症状=イップスを抱えた2人が事件を解決していく完全オリジナルストーリー。犯人が仕掛けたトリックを暴いていく謎解きミステリーでありながら、コミカルな会話劇と世界観で描かれる。小説を“書けなくなってしまった”おしゃべりなベストセラーミステリー作家・黒羽ミコ(篠原)と事件を“解けなくなった”自己評価高めのエリート刑事・森野徹(バカリズム)が“絶不調コンビ”を組む。監督は筧昌也氏、脚本はオークラ氏が担当する。

今回解禁されたビジュアルは、篠原とバカリズムが箱のような激狭サイズの部屋に閉じ込められ手錠でつながれている一風変わったデザイン。“書けなくなった小説家”と“解けなくなった刑事”というイップスを抱えた2人の行き詰まっている心情と、どうにかして部屋を脱出=イップスを克服しようともがく姿を映し出している。

キャッチコピーの「行き詰まってますけど、何か?」は、主人公の気持ちをストレートに言葉にしている。また、ミコが小説の創作活動に行き詰まっているためクシャクシャになった紙クズが散乱していたり、森野は事件現場に行きたくなさ過ぎてスーツとパジャマという、ちぐはぐな服装になっていたりと、細かい“行き詰まり”設定もビジュアルに落とし込まれており、作品の世界観がより鮮明になった。

なお、先日公開された番組予告では、ミコと森野のテンポのいい会話劇も解禁された。その予告には、まだ発表されていない第1話犯人役のゲストもチラッと映っている。

ポスターをデザインした、kokodearの高垣美月氏は「どんな手を使ってでも小説のネタをつかもうとするミコ、ここから動きたくない、かたくなな森野。対照的な2人が事件解決のために嫌々ながらも協力していく、そんな様子を表情やポージングで表現しました。不思議な色合いや密室に閉じ込められた彼らの姿から、少しシュールでおかしみのある物語を感じていただきながら、2人に愛着を持ってもらえたらうれしく思います」と、デザインの意図と思いを明かしている。

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