「折り畳みスマホ市場でサムスンが1位陥落」衝撃の見通しに、韓国ネットの反応は?

16日、韓国・ヘラルド経済は「折り畳みスマートフォン市場でサムスン電子が中国に1位の座を明け渡すことになるという衝撃的な調査結果が出た」と報じた。資料写真。

2024年3月16日、韓国・ヘラルド経済は「折り畳み(フォルダブル)スマートフォン市場でサムスン電子が中国に1位の座を明け渡すことになるという衝撃的な調査結果が出た」と報じた。

市場調査会社ディスプレイ・サプライチェーン・コンサルタンツ(Display Supply Chain Consultants LLC:DSCC)はこのほど、中国の華為技術(ファーウェイ)が今年1~3月期にフォルダブルフォン新製品を発表し、サムスン電子を抜いて同市場1位となるとの見通しを示した。予想シェアはファーウェイが40%、サムスン電子は10%台後半としている。また、中国の栄耀(Honor)が今年、フォルダブルフォン市場でのシェアを大幅に拡大するとも予想しているという。

記事は「世界的にフォルダブルフォン市場はまださほど大きくはないが、ファーウェイは中国人の”愛国消費”でシェアを伸ばしている」「中国メーカーの台頭は新製品効果と巨大な中国市場によるものが大きい」「一方でサムスンは中国では冷遇されている」などと説明している。

また「サムスン電子は19年に世界で初めてフォルダブルフォンを発売した絶対的強者で、一時は世界市場シェア60~70%を記録した」「昨年10~12月期に最も売れたフォルダブルフォン上位10機種のうち4機種がサムスン電子の製品だったが、『打倒サムスン』を叫ぶ中国メーカーの攻勢によりサムスン電子の王座は脅かされている」「これまで中国メーカーはサムスン製品の模倣レベルだったが、今では製品競争力もサムスンをしのぐと評価されている」などとも伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「中国人が中国で消費しているというだけ」「中国のフォルダブルフォンは中国内での販売がほとんどなのに、それでファーウェイがサムスンを抜いたと言えるのか?」と指摘する声が上がっている。

その他、「品質のいいサムスン製品を愛用してます」「先端技術を違法に外国に流出させたら終身刑あるいは極刑にでもしない限り、サムスンの新技術は全て中国マネーのブラックホールに取り込まれてしまうだろう」「文在寅(ムン・ジェイン)前政権の5年間で全てを中国に奪われた」「中国の人口は15億もいるのに1位にならない方がおかしい」といったコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)

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