安里英子さん死去 75歳 NPO法人沖縄恨之碑の会代表、詩人、ライター

安里英子

 NPO法人沖縄恨(ハン)之碑の会代表で詩人、ライターの安里英子(あさと・えいこ)さんが18日午後11時46分、脳内出血のため西原町内の病院で死去した。75歳。那覇市首里寒川町出身。自宅は南城市佐敷。告別式は近親者のみで執り行う。

 長年、琉球弧の島々を巡りリゾート開発の問題を追及するなど、地域の自治や暮らしの問題に関わった。また、朝鮮人強制連行の調査・研究も進めた。1991年「揺れる聖域」で第5回地方出版文化賞次席。98年第2回女性文化賞。2017年に詩集「神々のエクスタシー」で第40回山之口貘賞。主な著書に「琉球弧の精神世界」「沖縄・共同体の夢」「凌辱されるいのち」など。

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