岩手県内のコロナ後遺症56% 県のアンケート調査

 

 新型コロナウイルスに感染し、後遺症を訴える人が56%に上ることが、岩手県のアンケート調査(速報値)で分かった。症状は倦怠(けんたい)感やせきなどが多い。感染後の健康問題で就労や就業に影響があった人の割合は19%を占めた。県は関係機関と連携し、相談体制の充実を図る。

 県は無料通信アプリLINEの県公式「新型コロナ対策パーソナルサポート」の登録者を対象に第7回県民意識調査を実施。2023年12月11~17日に8960人が回答した。感染歴がある3284人のうち、少なくとも2カ月以上の症状があったと答えたのは1844人(56%)だった。

 当てはまる症状を複数回答で尋ねた結果、倦怠感が35%で最多。せき(34%)、咽頭痛(31%)、頭痛(24%)、たんが出る(22%)などと続いた。

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