インテル、ナポリに勝ちきれずリーグ戦連勝は10でストップ アタランタ vs フィオレンティーナは延期に|セリエA 第29節 結果まとめ

写真:ミランのチュクウェゼにとってうれしいセリエA初ゴールが生まれた

日本時間3月16日から18日にかけて、セリエA第29節の9試合が行われた。3月18日に予定されていたアタランタ vs フィオレンティーナの一戦は、チームに帯同していたフィオレンティーナのジョー・バローネGMが心臓発作を起こして病院に緊急搬送された影響により、フィオレンティーナ側の申し入れをアタランタとセリエAが受け入れる形で延期となった。

首位インテルはホームにナポリを迎えての一戦。13分に波状攻撃を仕掛けるなど優勢に試合を進めると、43分には左からのクロスをマッテオ・ダルミアンが左足で合わせて先制ゴールを奪う。後半も決定機を作る場面がありながらも追加点を奪えずにいると、ナポリも徐々に反撃し、81分にはCKから逆サイドに流れたボールをフアン・ジェズスが頭で押し込み同点に追いつく。その後は両チームともに勝ち越しゴールを奪えず、1-1でタイムアップ。インテルのリーグ戦での連勝は10でストップした。

2位ミランはヴェローナとのアウェーゲームに挑んだ。序盤から何度も決定機を作ると、44分には左サイドの深い位置まで攻め上がったテオ・エルナンデスが角度のないところから左足で押し込んで先制に成功する。後半開始早々には相手DFにプレッシャーをかけてボールを奪ったノア・オカフォーがドリブルシュートを放ち、GKが弾いてこぼれたところにクリスティアン・プリシッチが詰めて追加点。ヴェローナも65分に1点を返したが、ミランは79分にCKの流れの中からサミュエル・チュクウェゼが豪快なボレーを決めて相手を突き放し、3-1の快勝でインテルとの勝ち点差を14に縮めた。

ユヴェントス vs ジェノアの一戦は、両チームともにチャンスを作りながらも拙攻が響き、スコアレスのまま90分間が終了。ユヴェントスは後半アディショナルタイムにはドゥサン・ヴラホヴィッチが2枚のイエローカードを提示されて退場処分になるなどいいところがなく、リーグ戦の直近8試合で1勝4分け3敗と苦戦が続いている。

ボローニャはスコアレスで迎えた後半アディショナルタイムにジョヴァンニ・ファビアンが決勝ゴールを奪い、エンポリに1-0で勝利して4位をキープ。ローマも後半立ち上がりにロレンツォ・ペッレグリーニがミドルシュートをねじ込み、サッスオーロに1-0と勝利している。フロジノーネとのアウェーゲームに挑んだラツィオは、13分に先制を許したものの、38分にマッティア・ザッカーニのゴールで同点に追いつくと、後半に入り59分、62分にはバレンティン・カステジャーノスが立て続けにゴールを奪う。その後、1点を返されたものの、3-2で逃げ切りに成功した。鎌田大地は86分から途中出場したものの、得点に絡むことはできなかった。

モンツァはカリアリに、レッチェはサレルニターナに、それぞれ1-0で勝利。トリノはドゥサン・サパタとニコラ・ブラシッチのゴールでウディネーゼに2-0と勝利している。
 

◉セリエA 第29節 結果

エンポリ 0-1 ボローニャ
ウディネーゼ 0-2 トリノ
モンツァ 1-0 カリアリ
サレルニターナ 0-1 レッチェ
フロジノーネ 2-3 ラツィオ(ハイライト動画
ユヴェントス 0-0 ジェノア(ハイライト動画
ヴェローナ 1-3 ミラン(ハイライト動画
ローマ 1-0 サッスオーロ
アタランタ 延期 フィオレンティーナ
インテル 1-1 ナポリ(ハイライト動画

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