代表選出組が躍動!J1リーグ第4節ベストイレブン【2024シーズン】

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2024明治安田J1リーグ第4節の10試合が3月16日~17日に開催された。今節直前には、今月21日と26日に行われるFIFAワールドカップ26アジア2次予選(北朝鮮戦)のA代表メンバーおよび22日のマリ戦と25日のウクライナ戦に臨むU-23代表メンバーがそれぞれ発表され、選出された選手たちはリーグ戦でも各地で大いに活躍を見せた。

ここでは、そんな第4節で活躍した選手たちをベストイレブン形式で紹介していく。


FC東京 GK波多野豪 写真:Getty Images

GK:波多野豪(FC東京)

今シーズンまだ勝利のないFC東京は第4節でアビスパ福岡と対戦。前半立て続けに得点するなど優位にゲームを進め、嬉しい初勝利を挙げた(3-1)。終盤の失点こそあったものの、GK波多野豪の働きはこの勝利に欠かせないものだったと言えよう。強烈なボレーシュートに対するセービングや安定したハイボールの処理など好プレーも数多く見せ、チームを勢いづける勝利に貢献した。


DFドレシェヴィッチ(ファティ・カラギュムリュク所属時)写真:Getty Images

DF:ドレシェヴィッチ(町田ゼルビア)

開幕から未だ負けのない町田ゼルビアは、第4節で北海道コンサドーレ札幌と対戦。終盤1点差に迫られるも逃げ切り3連勝を達成した(2-1)。後半にゲームが動いた今節、貴重な追加点を挙げたのが新戦力の1人DFドレシェヴィッチだ。コーナーキックの場面、ニアで相棒DFチャン・ミンギュが摺らしたボールを押し込みゴールをマーク。嬉しいJリーグ初ゴールでチームに勝利を呼び込んだ。


DFハ・チャンレ(浦項スティーラース所属時)写真:Getty Images

DF:ハ・チャンレ(名古屋グランパス)

開幕から3連敗と苦しむ名古屋グランパスは、第4節で開幕から好調を維持する柏レイソルと対戦。2-0と無失点勝利でようやく連敗を脱した今節、新戦力のDFハ・チャンレが攻守で躍動した。セットプレーの場面、頭で落として先制点のきっかけを作るとコーナーキックからこぼれ球を押し込み追加点をもたらし勝利に貢献した。


FC東京 DF長友佑都 写真:Getty Images

DF:長友佑都(FC東京)

2022年のFIFAワールドカップカタール大会以来となる代表招集を受けたDF長友佑都。メンバー発表直後となった今節は代表戦での活躍がより楽しみになるプレーを多く見せた。特に先制点の場面、逆サイドからのクロスにゴール前冷静なトラップから丁寧なボレーでゴールをマーク。チームに今季初勝利をもたらす原動力となった(対アビスパ福岡3-1)。


FC東京 DFバングーナガンデ佳史扶 写真:Getty Images

DF:バングーナガンデ佳史扶(FC東京)

今季初勝利を目指すFC東京はアビスパ福岡と対戦。前半からチャンスをものにして連続得点を奪うなど、ゲームの流れを引き寄せ3-1と白星で終えた。そんな勝利の立役者となったのが、U-23日本代表に選出されているDFバングーナガンデ佳史扶だ。地を這う鋭いクロスで先制点をアシストすると、後半には流れて来たボールをダイレクトで叩いて3点目をもたらした。

鹿島アントラーズ MF名古新太郎 写真:Getty Images

MF:名古新太郎(鹿島アントラーズ)

ホームに川崎フロンターレを迎えた第4節の鹿島アントラーズ。苦手としていた川崎相手に、2-1と2015年以来となるリーグ戦での勝利を挙げた。特に今節、積極的な姿勢を数多く見せたのがMF名古新太郎だ。前半から渾身のダイビングヘッドなど貪欲にゴールを狙い、後半には素早い切り替えからの守備でボールを奪うと逆転ゴールのきっかけとなるクロスを供給。エースFW鈴木優磨のゴールを演出し難敵からの勝利をチームにもたらす原動力となった。


東京ヴェルディ MF山田楓喜 写真:Getty Images

MF:山田楓喜(東京ヴェルディ)

東京ヴェルディにとって16年ぶりとなるJ1での2024シーズン。開幕戦でゴールを挙げたMF山田楓喜が第4節でも魅せた。アルビレックス新潟をホームに迎えた今節、ゴールからやや離れた位置でのフリーキックを鮮やかに沈め、早々と先制点をマーク。残念ながらまたも初勝利はお預けとなったが(2-2)今回のU-23代表にも選出された山田の活躍は、この先まだまだ長いシーズンを戦い抜くうえでもチームの希望となっていることだろう。


FC東京 MF荒木遼太郎 写真:Getty Images

MF:荒木遼太郎(FC東京)

開幕から好調なFC東京の新戦力MF荒木遼太郎。U-23日本代表にも選出され、ブレイクした2021シーズンの勢いを取り戻しつつある。第4節アビスパ福岡戦でも角度のない位置から正確にサイドネットを射抜く決定力で2点目をもたらすなど好調ぶりを改めて証明し、チームの今季初勝利に貢献した(3-1)。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの荒木。U-23代表での活躍も楽しみだ。


FWヴィトール・ブエノ(アトレチコ・パラナエンセ所属時)写真:Getty Images

FW:ヴィトール・ブエノ(セレッソ大阪)

今季初の連勝を狙った第4節のセレッソ大阪。サガン鳥栖を相手に終盤は数的不利になりながらも2点のリードを守り切り無失点勝利で終えた(2-0)。前半は互いにスコアレスで進行した今節。後半頭から登場した新戦力MFヴィトール・ブエノの活躍がゲームを決めたと言っても過言ではないだろう。技ありの美しいシュートで後半早々に先制点を挙げると、見事なパスから2点目をアシスト。途中出場から鮮やかにゲームの流れを引き寄せる活躍で勝利の立役者となった。


ガンバ大阪 FW宇佐美貴史 写真:Getty Images

FW:宇佐美貴史(ガンバ大阪)

連勝を狙うガンバ大阪は昇格組のジュビロ磐田と対戦。終盤には危ないシーンもあったが、1点のリードを守り切り勝利を収めた(2-1)。ゲームは開始直後に動いた。先制点を奪ったFW宇佐美貴史の技術と献身性が光った今節。ゴールシーン以外でもポスト直撃のフリーキックや前線からの守備意識の高さ、加えてクロスで2点目のアシストもマークするなど期待に十二分に応える活躍を見せた。


横浜F・マリノス FWアンデルソン・ロペス 写真:Getty Images

FW:アンデルソン・ロペス(横浜F・マリノス)

京都サンガとの死闘を制した第4節の横浜F・マリノス。開始早々に先制点を奪い、さらに数的優位に立ちながらも前半のうちに同点とされる難しいゲーム展開となったが、エースFWアンデルソン・ロペスの働きにより勝利を掴んだ。積極的なプレスから先制点をアシストすると、前後半それぞれでゴールもマーク。2ゴール1アシストと大車輪の活躍で京都を下す原動力となった。

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