台湾次期副総統がチェコ訪問 私的な訪米に続き 議会幹部らと面会

[台北 19日 ロイター] - 台湾の次期副総統に就任する蕭美琴氏が今週、チェコ共和国を訪れていると、台湾外交部(外務省)が19日に明らかにした。同氏は先に、プライベートで米国を訪問している。

中国は同氏を「頑健な台湾独立主義者」として制裁を科している。

外交部報道官は、蕭氏はシンクタンクからチェコに招請されたと説明。講演を行うとともに、5月の就任に向け意見交換すると述べた。

2020年に台湾を訪れたチェコのミロシュ・ビストルチル上院議長は19日、蕭氏と歓談する様子をX(旧ツイッター)に投稿した。

台湾は、バチカン(ローマ教皇庁)以外に欧州の国と正式な外交関係を持っていないが、中東欧諸国は特にロシアによるウクライナ侵攻以後、台湾を支持する姿勢を相次ぎ示している。

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