ヤクルトは打線沈黙もリリーフ奮闘 星→田口→宮川→今野が無失点リレー

オープン戦
● ヤクルト 0 - 4 日本ハム ○
<3月19日・神宮>

ヤクルトは19日、日本ハムとのオープン戦で0-4で敗戦。散発4安打無得点に抑え込まれたものの、この日はリリーフ陣が躍動した。

先発の小澤怜史が2本塁打を浴び5回4失点で降板した直後の6回、まずは代わってマウンドに上がった星知弥が二死一・三塁のピンチを招くも、ここで7番の加藤豪将を二ゴロに切って取り無失点で踏ん張る。

続く7回には下半身のコンディション不良から復帰後間もない田口麗斗が登板すると、こちらも四球の走者を二塁まで進ませるも、アンドリュー・スティーブンソンと江越大賀をいずれも冷静に凡退に切ってとり、スコアボードに「0」を刻んでいく。

さらに8回には西武から加入した宮川哲がマウンドに。先頭の野村佑希を力のある直球で空振り三振に仕留めると、続く郡司裕也も直球を詰まらせて右飛、さらに今川優馬も直球で同じく右飛に仕留める投球を披露。わずか11球で三者凡退に抑え、19年ドラ1の実力の一端を見せた。

9回には11年目の今野龍太がマウンドに上がり、こちらもわずか13球で三者凡退に抑えてマウンドを後に。特に新外国人のフランミル・レイエス、さらには進藤勇也から直球で空振り三振を奪うなど持ち味を発揮し、首脳陣に猛アピールした。

リーグ連覇から一転して5位に沈むなど不本意なシーズンを過ごしたヤクルトだが、特にチーム別防御率3.66はリーグ最下位と投手陣の補強が急務となっていた。優勝、さらに21年以来の日本一へ向け、リリーフ陣の整備が順調に進んでいる。

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