松山大学で卒業式、1242人が新たな道へ コロナ禍を乗り越え門出

答辞の中で新型コロナ禍の学生生活を振り返り、未来への決意を述べる卒業生=19日午後、松山市道後町2丁目

 松山大(愛媛県松山市文京町)の卒業式が19日、松山市道後町2丁目の県民文化会館であり、学部・大学院の計1242人が新たな目標に向かって羽ばたいた。学部卒業生の多くは新型コロナウイルス禍が始まった2020年に入学した世代。不自由な学生生活を送ったが、最後は在学生の胴上げで盛大に送り出された。

 新井英夫学長は式で「不自由な状況の中で学問の継続に努力した皆さんに敬意を表し、この経験が今後の人生に生かされることを望む」と激励。経営学部の前田葵さん(22)が答辞で「松山大で培った知識、経験を礎に、変化し続ける社会に対応できるよう一層精進していく」と誓った。

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