つくしを食べるなら今! 関東は明日「春分の日」あたりがピーク

春のシンボルとも言える「つくし」。春だから、つくしを食べたい~と思っていても、すぐに穂が開いてしまっていて、摘もうと思っていても、いつの間にか食べ頃を過ぎてしまうことも多いと思います。関東や東京23区エリアでは、つくしの穂が今出てきています。北関東より北や日陰で育っている「つくし」は、この週末くらいかもしれません。穂が開ききってしまう前に、ほろ苦いつくしを楽しみましょう。

公園などの「つくし」を勝手に採ってはいけないので要注意

まずは、通常、スギナが生えているエリアを要チェックしましょう。今回は庭に生えていた、つくしをゲット。ハサミで切ると折れずに収穫することができます。

穂が花粉のように飛んで行かない、すこし穂が固めのものが食べ頃です

まずはハカマを外します。つくしのハカマは固くて美味しくないので、ハカマを外していきます。正直、地味な作業ですが、この下ごしらえは大事です。

ハカマがついた状態のつくし
正直…地味な作業です
ハカマを外した後。可食部が少ないので、丁寧にはずしましょう
塩をひとさじ入れて沸騰したお湯でゆがきます

下処理が終えたら、鍋にお湯を沸かし、沸騰してきたら小さじ1ほどの塩を入れ、つくしを湯がきます。ほんのり枝の部分がピンク色になってきたらOKです。

水に入れて粗熱をとり、汚れも落としましょう。

水で粗熱をとりつつ、汚れなども落とします
小鉢などにあしらいます

小鉢などであしらって、味ぽんと鰹節をかけたら完成です!

完成!

つくしは穂の部分がほろ苦く、お酒にも合います。ビタミンEなどの栄養素も多いのですが、心臓や腎臓の疾患がある方やニコチン過敏症の人は禁忌となるので要注意です。

また多量の摂取も良くないそうです。ただ、大量にあまり食べることもないと思いますので、季節の雰囲気を味わうくらいが良いでしょう。(ITプロデューサー・Jag山本)

■Profile

Jag山本(山本釈弘)
ITビジネスデベロップメントアーティスト。Webマーケティング・メディア運営などを行っている。武蔵野美術大学大学院非常勤講師。
著書に「新IT時代への提言」(アスキー総合研究所)など。Jag Project,LLC代表。

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