<海外NGハンドサイン>「約束だよ♡」差し出した手に、【外国人留学生】が固まってしまったワケとは?

世界には、日本とは全く違った文化を持つ国もたくさんありますよね。1つの動作や行動を取ってみても、国によって捉え方が違うというのもよくある話です。そこで今回は、筆者の友人がホームステイ中に体験したエピソードをご紹介します!

ftnews.jp

学生時代のホームステイ先で……

私は高校時代に、半年間ほどシンガポールにホームステイしていたことがあります。
これはその時に体験したエピソードです。

シンガポールでのホームステイ先の家庭には、私と同い年の女の子がいました。
私がシンガポールのことを学びたいと思っているのと同じように、彼女も日本に興味を持ってくれていて、私たちはすぐに仲良くなり、家でも外でも常に一緒に行動するほどでした。

2人でたくさんの時間を共有し、半年間はあっという間に過ぎていったのです。

いよいよ帰国が迫る

やがて、いよいよ私が日本に帰国する日が近付いてきました。

私たちはお互いに別れを惜しみ、「絶対また会おうね!」「いつかきっと日本に来てね! 私もまたシンガポールに来るから」と言い合いました。

そこで私はふと思い立って、”指きりげんまん”のつもりで「約束だよ♡」と自分の小指を立てて彼女のほうに差し出しました。

日本人なら誰でも知っているとおり、指きりをすることで約束を確認しあうハンドサインですが、私のその行動を見た彼女の反応は予想外のものでした。

相手の反応にビックリ

彼女はサッと顔色を変えて悲しそうな顔になり、「私、自分でも知らないうちにあなたに何か嫌なことしちゃった……?」と泣きそうになりながら言ってきたのです。

ただ指きりをして再会を約束しあおうとしていた私はビックリ!
もしかして、指きりって日本だけのものなの?! と、その時やっと思い至りました。

まさかそんな意味があったなんて……!

実は、シンガポールやインドネシアでは小指を立てるハンドサインは【最低】という意味!
相手を侮辱する意味合いがあるのです。

彼女は「また会おうね」と親しげに話していた私が突然そんなハンドサインをしてきて、戸惑うと同時にとても悲しくなってしまったのでしょう。

それを知った私は慌てて謝り、そういう意図じゃなかったんだと説明しました。
幸いすぐに誤解は解けて、彼女も「日本ではそんな意味のハンドサインなのね!」と笑ってくれましたが、心の底からヒヤッとした出来事でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの

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