大阪・関西万博が目指す“未来社会”実現に向け挑戦する「CDC選定事業者」の取り組みを紹介する動画が公開

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は2024年3月14日、2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)を契機に、様々な「これからの日本のくらし(まち)」を改めて考え、多彩なプレイヤーとの共創により新たなモノを万博で実現する「Co-Design Challenge」プログラム(以下、CDC)の公式ロゴマークを決定。

また、CDCに選定された事業者のプロダクトにかける情熱や新たな挑戦に焦点をあてた動画を公開しました。

CDCに選定された企業の挑戦を描いた動画「これからの日本のくらしをつくる挑戦」公開中!

「CDC」は2025年日本国際博覧会協会が設置した、デザイン視点から大阪・関西万博で実装すべき未来社会の姿を検討する委員会「Expo Outcome Design Committee」監修のもと生まれたプログラム。

万博という機会を活用してもらい、物品やサービスを新たに開発することを通じ「現在の社会課題の解決」や「万博が目指す未来社会の実現」を目指しています。

今回、CDCの取り組みをより多くの人たちに知ってもらうべく、公式ロゴマークが決定。

この公式マークは今後は情報発信などに活用され、CDCから生まれる物品やサービスをより広く周知するために使用するとともに、本プログラムが未来社会にもたらす価値を訴求していくと説明しています。

「これからの日本のくらしをつくる挑戦」公開

本動画では、プロジェクトに選定された全部で12の事業の進捗を、挑戦し続ける人たちに焦点をあてることで、1つの「プロジェクト」として紹介し個別事業の理解を深めています。

事業やプロダクトの紹介だけでなく、事業担当者へのインタビューを通じてCDCに参加した背景や開発で苦労をした点や、プロダクトに懸ける想いをコメント。

大阪・関西万博を契機に夢や想いを追いかける人たちのリアルな声を届け、彼らの挑戦を視聴者が共感出来る内容となっています。

それぞれの事業者が自らのビジョンに向かって未来を切り拓く姿にぜひ注目してみてはいかがでしょうか。

事業者の動画コメント紹介

●エイチ・ツー・オー・リテイリング 経営企画室 西田哲也さん
【想うベンチ-いのちの循環-】

大阪府の木材を使ってベンチを万博会場に提供します。(今は)特設サイトを作っています。
地域の方々にもライターになってもらい、それをアップできるようにしたいです。

●エースジャパン 代表取締役 判藤慶太さん
【これからの「未利用間伐材を活用したベンチ」】

ベンチというアイテムで世界各国の方に、環境問題に対して世界で取りくんでいくことができるきっかけにならないかな、という期待をこめた万博の開催にしたい。

●カラーループ CEO 内丸もと子さん
【-廃棄繊維を色で分けてアップサイクル-サーキュラーエコノミーに繋がるこれからの“ベンチ”をデザインする】

リサイクルだから使ってもらうとかではなく、(廃棄衣料が)こんな素敵なもの(ベンチ)にもなるんだなっていうことを皆さんに知っていただくきっかけになるといいなと思っています。

●甲子化学工業 企画開発部 南原徹也さん
【ごみから作るサステナブルなヘルメット】

万博の場を通じて、世界に廃棄物を活用してこんなに素敵なもの(ヘルメット)が作れるんだよということを広めたい。

●コクヨ ワークプレイス事業本部 酒井宏史さん
【国産材、地域材活用のための木製ベンチ】

ベンチから地元や森を感じ取ってほしい。万博という機会を通して世界と地域がつながる場になるといいなと思います。

●象印マホービン 新事業開発室 岩本雄平さん
【これからのマイボトルの使い方をデザインするマイボトルで飲料提供するための洗浄機の提案】

洗浄機って主役になることはないと思っているんですね。その次に新しいものを飲むということに楽しさをもってもらえたらいいのかなと思っています。

●W TOKYO ソリューション事業部 淺川万葉さん
【サーキュラーバイオトイレで世界中の新しい水をデザインする】

多目的お手洗いを一つ設置させていただくのですが、装置が大きいのでそれをどのようにコンパクト化して展開していけるかが課題です。

●テラサイクルジャパン 代表 エリック・カワバタさん
【これからのごみ箱(資源回収箱)をデザインする】

海外からいらっしゃる方に日本中のみんなで力をあわせて「資源循環を実現できました」ということを見せたいと思います。

●日本非常食推進機構 理事長 古谷賢治さん
【サスティナブルストックプラン-持続可能な防災備蓄計画と多様な連携による防災備蓄食の廃棄ゼロへ-】
防災備蓄の有効活用の部分が不透明な部分が非常に多く防災計画自体の見直しを考えていく必要があると思っています。
※動画は後日配信予定。

●日立造船 環境事業本部 小倉舞さん
【資源循環に貢献したくなるスマート回収箱とスマートフォンアプリ】

ごみではなく資源としてとらえて、資源が循環する様子を見ていただき、行動変容につなげたいです。

●丸紅 パッケージ事業本部 簗瀬啓太さん
【循環型食器「edish」】

環境にいいだけじゃなくて、食器洗いもしなくてよくなる、便利な面も感じてもらって海外で広がればいいなと思います。

●吉野と暮らす会 辻󠄀健太郎さん
【持続可能である木の暮らし、その循環の中に存在する、吉野材のベンチ】

その美しい木材ができるまでにどれだけの人が関わっているかというストーリーを伝えることができたらいいなと思います。

各事業者のフォーカス版動画は、大阪・関西万博の公式YouTubeで配信中。

またCDC特設サイトでは、選定企業へ取材・撮影を行ったインタビュー記事が2月27日から順次公開中です。

大阪・関西万博公式YouTube:https://www.youtube.com/@Expo2025Japan
インタビュー記事一覧:https://www.expo2025.or.jp/cdc-report/

大阪・関西万博開催まで、まもなく残り1年となります。

万博を機会に、新たなサービスや商品で未来社会・課題解決に尽力するCDC選定事業者の取り組みを、ぜひ一度ご覧になってみてください。

また、選定事業者の「ひと」に焦点をあてたインタビュー記事も公開中となっているので、動画で取り組みを知りそれぞれの企業に興味を持った方は、ぜひ本インタビュー記事もチェックしてみてはいかがでしょうか。

CDC特設サイト:https://www.expo2025.or.jp/co-creation-index/co-design-challenge/
画像提供:2025年日本国際博覧会協会

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