サイズは力士"等身大"の「巨大紙相撲」 中国地方"初"開催へ 鳥取県立美術館の開館まであと1年のカウントダウンイベント

鳥取県倉吉市に建設されている鳥取県立美術館の開館まで、約1年です。開館への機運を高めようと、3月末、「巨大紙相撲」が開催されることになりました。力士の等身大サイズの紙相撲です。

16日、鳥取市の「わらべ館」。

数人ずつのチームがそれぞれ作っていたのは…。

記者
「いま何を作ってるんですか?」

参加者
「巨大紙相撲の力士を作っています」

段ボールで作る紙相撲用の力士。

その大きさ、普通の紙相撲とは違い、等身大くらいの大きさです。

KOSUGE1-16 土谷享さん
「小さな紙相撲だと1人で作れてしまいますが、大きくすることで、皆で力を合わせてチーム力が大切になります」

この巨大紙相撲は、美術ユニット「KOSUGE1-16」の土谷享さんが全国で開催しているイベントです。

今回、中国地方では初めて「どんどこ!巨大紙相撲~とっとりけんび場所~」と題し、2025年3月30日に開館する鳥取県立美術館の開館1年前カウントダウンイベントとして開催されます。

巨大紙相撲のルールはこうです。

土俵の上に力士を向かい合わせて乗せ、土俵の外側をトントンと叩きます。

そして、力士の体の一部が土俵につくか丸い線を踏むかしたら、負けとなってしまいます。

この日行われたワークショップは、「巡業」の位置づけ。

土日に県内4か所で開催され、参加チームは「本場所」に向け、思い思いのオリジナルの力士を2時間ほどかけ作っていきました。

参加チーム
「今日はめちゃくちゃおもしろかったです。犬と猿が合体して力強くなったやつです」

参加チーム
「みんなプロレスが好きなので、プロレスとお相撲をミックスした感じです」

参加チーム
「(デザインは)何も予定していなかったので、来てから考えて作ったので、いいものができました。最強力士になれたらいいな。楽しみたいと思います」

鳥取県教育委員会 美術館整備局 梅田雅彦 局長
「県民の方々が自分で作った力士が戦う、これをみんなで楽しめるということをすごく楽しみにしています」

本場所は、3月31日に倉吉未来中心で開催。

総勢32体の力士が鳥取県最強の段ボール力士を目指し、熱い戦いを繰り広げます。

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