日本の政府AI準備指数は9位 一段の対応強化が急務

 英コンサルティング企業「オックスフォード・インサイツ」がこのほど発表した2023年版「政府人工知能(AI)準備指数」で、日本は前年と同じ世界9位だった。総合得点はわずかながら下がった。政府が公共サービスにAIを導入する準備がどれだけ整っているかを示す指数で、世界的に普及が進む中、日本も一段の対応強化が急務となりそうだ。

 指数の算出対象は世界の193カ国・地域。100点満点の総合得点で84.80点を取った米国が首位を維持した。2位はシンガポール、3位に英国が続いた。

 日本の得点は7位韓国にも及ばず、アジアで3位にとどまった。他のアジア勢では中国が16位、台湾が19位だった。

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