【社福法人横領】南野陽子さん元夫ら業務上横領の罪で起訴された被告…初公判で起訴内容認める(静岡地裁)

2023年、静岡市の社会福祉法人から4000万円以上を横領したとして業務上横領の罪で起訴されている、俳優の南野陽子さんの元夫らの初公判が静岡地裁で開かれ、男らは起訴内容を認めました。

3月19日、初公判を受けたのは静岡市清水区の社会福祉法人「誠心会」の元理事長の男・43歳と東京都中央区の団体職員の男・52歳です。

起訴状などによりますと、2人は共謀の上、2022年10月から11月の間に「誠心会」の口座から団体職員の男の関係会社などに、4000万円以上を不正に送金した横領の罪に問われています。元理事長の男は警視庁の元警察官で、団体職員の男は俳優の南野陽子さんの元夫です。

2人の様子について社会福祉法人の関係者は、、、

(ベイコート清水 杉山 小百合 施設長)

「師弟関係という感じだった」

「なんの余裕もないところに目をつけてこういうことをするのはあり得ない。入居者など守る人がいる中で困る。怒りでしかない」

被害にあった施設関係者も傍聴する中、19日に静岡地裁で開かれた初公判。裁判長に起訴内容について問われた被告らは「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めました。

公判では検察から、団体職員の男から元理事長の男に送金や経営の指示があり、横領した金は団体職員の男の私的な支払いや借金返済に充てられていた証拠が示されました。

次回の公判は、4月23日に被告人質問や証人尋問などが行われる予定です。

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