性的マイノリティのカップルを公的に認める「パートナーシップ宣誓制度」 阿武町が4月から導入

阿武町は性的マイノリティのカップルを公的に認める「パートナーシップ宣誓制度」を4月から導入することになりました。

阿武町では、4月1日から「パートナーシップ宣誓制度」を導入する方針で、新年度一般会計当初予算案に受領カードの印刷代など4万円を盛り込んでいます。

「パートナーシップ宣誓制度」は、性的マイノリティのカップルに対し、自治体が独自に証明書を発行することで、法律婚のカップルにしか認められていない手続きやサービスの適用範囲を拡大するものです。

宣誓したカップルは町営住宅の入居が可能となり、町に関する各種申請も委任状なしで申請できるようになるということです。

また利用できる民間サービスは不動産契約や通信の家族割、生命保険の受け取りなどがあるということです。

(阿武町・花田町長)「幅広くみなさんの生き方を応援していく意味で今回パートナーシップ宣言をさせていただいた。いろんな方がいろんな生き方ができる、開かれたまちにしていきたい。」

阿武町議会3月定例会。最終日の19日、新年度当初予算案は賛成多数で可決成立しました。

パートナーシップ宣誓制度は、山口県内では宇部市がすでに導入していているほか、山口市にも4月1日から導入されることになっています。

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