(菅井貴子気象予報士が解説)午後5時40分現在
◆3月の札幌
札幌は10センチ以上の積雪日が4日もあり、
これほどの多さは、2013年以来の11年ぶりのことです。
春に、じらされているようで、もどかしいですが、
このあとは、順調に春が進みそうです。
ちなみに、2013年の3月19日は、積雪が100センチで、
きょうよりも30センチ深く、その後も、ドカ雪に見舞われましたが、
4月前半には、根雪が消えています。
◆24時間積算降雪量(~きょう夕方)
恵庭市や長万部町は20センチ以上、
札幌中央区も11センチの降雪となりました。
道央圏やオホーツク海側南部で、まとまった雪となりました。
久々に雪かきをされた方も多かったかもしれません。
◆きょう19日(火)の気温
遠軽町白滝は最高気温でも‐2.3℃で、
オホーツク海側は、真冬日が続きました。
札幌は2.3℃、函館は5℃以上でした。
けさ積もった雪が、日中はとけて、路面状況は悪くなっています。
◆予想降雪量(~あす20日(水・祝)朝)
留萌から後志地方の日本海側で、最大5センチです。
札幌市内は、南区の山沿いで3~5センチです。
雪かきが必要な所はありませんが、路面は凍結し、滑りやすくなりそうです。
祝日の朝、移動には気を付けて下さい。
◆あす20日(水・祝)天気・気温
朝は雪の降る所がありますが、
日中は、全道的に晴れ間が出そうです。
春分の日を迎え、彼岸の中日にもあたります。
ただ、風は冬の冷たさが残り、日陰では寒いでしょう。
日中の気温は前日と同じぐらいで、
平年より低い状態が続きそうです。
◆札幌の10日間予報 20日(水・祝)~29日(金)
週末にかけて、日ごとに寒さが緩むでしょう。
根雪がなくなるまで、カウントダウンです
晴れる日が多く、春の日差しのまぶしさも感じられそうです。
来週後半は、低気圧が発達する可能性が出てきて、
予報が変わる可能性がありますが、平地では降るのも雨が中心で、
積雪が極端に増えることはないと思いますが、
最新の予報に注意をしていて下さい。
◆3ヵ月予報
・4月
全道的に気温は平年より高めで、春へのペースは早いといえそうです。
北海道の春は道南からやってきますが、
4月後半は、サクラが咲き始めそうです。
・5月
全道的に気温は平年より高めで、夏へのペースは早いといえそうです。
北海道の夏は、道東からやってきますが、
十勝地方やオホーツク海側は25℃以上の夏日もありそうです。
・6月
全道的に気温は平年より高めで、蒸し暑い日が多くなるでしょう。
太平洋側は、梅雨前線の影響を受けやすく、
雨や霧の日が多くなるでしょう。
北海道の天気の特徴を参考に、春夏の生活準備をしていきましょう。